半乾式左官壁
富士宮市の「びおハウス」です。
アモルファスソーラー発電と、パッシブソーラーそよ風システムの暖房という、ダブルソーラーシステムです。
アモルファス太陽光発電の屋根の噴きあがったところをアップするの忘れてました。
屋根のガルバリウム鋼板材にシート状で張り付いている太陽光発電なので、見た目にも実際の重量的にも軽い。
建物は頭でっかちだと耐震性が落ちますので、コレは耐震上大変有利です。
そして、何より太陽光発電が付いているのかどうかさえ分からない美しさが良いと思います。
さて、本日のメインは外壁下地。
外壁仕上げは、近年のマクス定番、自然素材100%の漆喰塗り。
合成樹脂を含まないので、帯電せず、汚れが付きにくい特徴を持ちます。
それはさておき下地。
漆喰を塗る下地は、
・耐力壁面材(モイスやダイライトなど)
↓
・透湿防水シート
↓
・桧通気胴縁(防腐処理加工)
↓
・モルタル下地の桧横桟
↓
・防水紙
↓
・メタルラス
↓
・モルタル層
↓
で、やっと仕上げ漆喰層、となります。
手間と工期がかかる。
そこで今回、写真の半乾式工法を採用してみました。
この様な部材をビス留めして用いることにより、
・耐力壁面材(モイスやダイライトなど)
↓
・透湿防水シート
↓
・桧通気胴縁(防腐処理加工)
↓
・写真の部材取付と目地処理
↓
・表面平滑処理
↓
で、もう仕上げ漆喰層、となります。
手間と工期を大幅短縮。
これでコストがどう変わるか、そして何より、施工後のクラックなどの問題はどうか、を検証。
今までにない新しい商品や技術は、上手く行けばお客様のためになりますが、そうでない場合の対応(最悪の場合は壊してやり直し)は、全責任をマクスで負わなければなりません。
でも、新しい事に挑戦しないと、進歩もありません。
こちらの現場も、構造見学会行いますので、この辺の取り組みも見ていただけると嬉しいです。
【構造見学会・住まい教室のお知らせ】
2012年12月26日
Post by 鈴木 克彦
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。