びおハウスWS仕様 上棟その2
昨日に引き続き、「びおハウスWS仕様」のお宅の上棟風景をご紹介いたします。
【参考リンク:ぼくらは毎日、天体ショーを生きている】
だいぶ進んで参りました。
青空をバックに、レッカーが吊っている荷物は…
この山。
そう、ここ最近何度も登場していますが、木質繊維断熱材(左側の大量の梱包)です。
60kg/m3と、高密度な木の繊維。
断熱性が高く、熱容量が大きい、さらに調湿性能も抜群のため、室内環境の改善に大きく貢献します。
こちら二階の屋根。
24cmの登り梁の間に、この木質繊維断熱材(厚み12cm)を二重に落とし込むと、断熱層24cmの屋根断熱の出来上がり。
こちらが一階の屋根。
木質繊維断熱材が詰まってるのがお分かりいただけると思います。
(富士山もきれいです)
ちなみに、高性能の断熱材はもちろんですが、例えばこちら。
6尺ある南面の軒や、
3尺出ているケラバと呼ぶ妻面の出。
これで夏の日差しをシャットアウト。
この様な、高い断熱性とか、雨風や強い日差しから家を守る、昔ながらの日本の家の作法と言いましょうか、
それが、「建築に出来ること」だと思います。
何百万もする機械を搭載してるけど、断熱性が悪くてエネルギー[だだ漏れ]の建物…。
大きな太陽光さえ付ければエネルギー収支はゼロになりますが、それで、スマートハウスって喜ぶのはきっと
間違い。
エネルギー環境的にはちっともスマートじゃないですから。
と、重要なところのチェックを終え、保育園を休ませている娘とお弁当をいただいて、
私だけ早めに現場を後にします。
お施主様、二日間、誠にありがとうございました。
まだまだ竣工までは長い道のり。
社員・職人一同、一丸となって頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
最後におまけ画像。
ネットで見つけた他工務店さんのアイデアを拝借し、現場仮設水道を”流し”にグレードアップ。
手洗いもしやすく、現場もグチャグチャにならない。
弊社社員大工の丸山の力作です。
こんなに丁寧に作らなくても良かったんですけど(笑)。
肝心なWSの部分はまた来週以降ご紹介いたします。
お楽しみに。
2012年11月09日
Post by 鈴木 克彦
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。