FRPの格子の床
富士宮市で建築中の『びおハウスM』です。
黄色い矢印、建物中央の引っ込んだ場所には、ベランダがあるのですが、
ここは、FRP(強化プラスチック)の格子の床があります。
ベランダの構造材自体は桧で、桧に加工後、防虫防腐剤の圧力注入加工を施し、
さらに防腐塗料を塗ってあります。
その木部の上に、この格子の床がありますが、
格子と言うだけあって、下から見ると、透けてます。
真上を見上げれば、もっと良く分かります。
ご覧の通りです。
さて、なぜFRPの格子の床なのか…?
シミュレーションで見てみましょう。
じつは、夏はあまり意味はありません。
屋根の軒が深いので、ちゃんと日陰が出来ます。
見やすくするため、北側の壁と室内間仕切りを便宜上取り払い、室内側から見てみると、日陰が分かりますね。
一方冬。
冬は太陽高度が低いので、軒を深くしていても、温かいお日様の陽が家の中に入ってくれます。
中から見ると…、
こんな感じ。
二階のベランダが光を通すようになっている分、おまけで室内に光が入っているのが分かります。
こんな具合で、「びおハウス」には、色々な工夫が散りばめられています。
それもこれも、「自然室温で暮らす」事を目指しているからです。
いよいよ、明日は、足場がとれた様子をアップさせていただきます。
そして、お待たせしました、完成見学会の日程が決まりました!
【自然室温で暮らせる家を目指して 12/1,2(土日)びおハウスM完成見学会】
2012年11月12日
Post by 鈴木 克彦
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。