ラップルコンクリート
新築やリノベの現場で現場監督達が忙しいので、マクスのモデルハウスは私が現場監督?の様な…。
お陰でどうしも気ぜわしい…。
(モデル以外の新築やリノベの様子は是非、現場監督ブログでもご覧下さいませ)
というわけで、
学級閉鎖のため会社で勉強中の娘と、富士市のモデルハウス工事現場へ。
娘の後ろの木の柵のようなものは、「丁張り(ちょうはり)」と言って、建物の位置と高さの基準を出す、大事な物です。
で、基礎工事着工。
地盤調査の結果、非常に固い地盤で、「地盤補強の必要なし」との判定でしたが、ご覧の通り、擁壁があり、擁壁の向こうの隣の敷地との段差が、2mを超える面(写真左側方向)があります。
高さが2mを超える擁壁や塀、または崖がある場合、「崖条例」という規則が適用されます。
崖条例は、高さの低い側の地盤面から、30°のラインを引き、そのラインまで、基礎を深くするか、そのラインまで杭などの地盤改良をしなければなりません。
これは、仮に崖が崩れても、30°より下の部分は土の摩擦で崩れない、とされているからです。
で、上の写真に戻りますが、写真に写っている職人の向こうが擁壁。
擁壁を超えた隣地に2mの段差がある面から、30°ラインに届く位置まで地面を掘り、
そこに、コンクリートを流し込みます。
鉄筋はありません。
コンクリートの大きな塊、とするわけです。
これをラップルコンクリートと言います。
ラップルコンクリートとは、地盤改良の一種でもあります。
固い地盤(支持層)が浅い場合、同じ事が出来るわけですね。
で、ラップルコンクリートが固まり、いよいよべた基礎の底盤を作り始めます。
寒い中、ご苦労ちゃんです。
もちろん、モデルハウスだからといって、特別なことをしているわけではございません。
現在マクスで建てさせていただいているお客様のお宅と、全く同じ仕様でございます。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」仕様です。
で、明日に続きます。
モデルハウスは春の完成ですが、今月完成のお宅もございますよ。
完成見学会を開催させていただきますので、是非ご覧下さいませ。ご予約はこちらから↓
2016年02月02日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。