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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

スジカイと面材の耐力壁の違い

本日は、富士宮市の新築注文住宅の現場から。
仲良く2棟並んで工事中です。

上の写真は上棟時のものですが、外周部は白いですね。
これは、モイスという地震に耐える壁(耐力壁)です。

今は工事が進み、電気工事や断熱工事がなされていますが、内部は、白いモイス、ではなく、上記のようなバッテンのスジカイ(筋違・筋交とか書きます)です。

なぜ内部はスジカイなのに、外部はモイスなのか?

ちゃんと理由があります。

まず、このスジカイ、45✕120mmの断面の桧。
45✕90mm以上のスジカイは、このようにバッテン(たすき掛け)にすると、耐力壁の強度が【4倍】という単位になります。

後述しますが、モイスより高いです。

ただ、この「4」という数字、私は、かなり懐疑的です。

ちなみに、何に対して4倍なのかといいますと、「1倍」というのは、一応ありまして、
今の住宅ではほぼ見かけないので図解しませんが「両面木づり」や「断面15✕90mmのスジカイ1本」が1倍。この4倍強いということですね。

で、なぜ「懐疑的」なのか。

例えば、黄色の力が加わった時、それに耐えるのは、「圧縮」の力がかかる黄色の方ですね。
反対の青の力なら、青いスジカイです。

厳密には、金物で固定されているので「圧縮」方向だけでなく、反対方向の力の「引張」方向でも、多少効くのですが、「4」倍じゃぁないっしょ…と、私は感じています。

ただ、何にでも、メリット・デメリットがあって、スジカイ、特に桧のスジカイは、ものすごく粘るので、折れるギリギリまで(もっと言えば折れても多少の)強度を保ちます。

 

反対に、モイスというのは、ある力の点を超えると、ものすごく脆い壊れ方をします。
脆性破壊と言います。

この写真は、以前実大実験をしたときのものです。
こうなると、一気に地震に耐える力が、ほぼ「0」になります。
この辺がスジカイに大きく劣る部分です。

 

でも、やっぱり、メリット・デメリットがあって、外周部に使う場合、スジカイよりも圧倒的なメリットが「断熱欠損が無い」こと。
木材は、断熱材に比べれば、断熱性能は半分ほど。
さらに、スジカイがあると、断熱材を隙間なく入れることは至難の業

断熱・気密・結露…こういった問題を考えると、外周部はモイスに軍配。

上棟時の実際の外壁を見てみると、監督の城内が、3.8とか、2.7とか、書いてあります。

これは、左側の壁は、モイスの3.8倍仕様の釘の打ち方、
右側の壁は、同2.7倍の打ち方にしなさい、
と、城内が大工たちに指示をした跡です。

同じモイスでも、釘の打ち方(ピッチ)によって、耐力壁の倍率が変わります。

強ければいいというものではなく、家全体の強さのバランスが大事で、そのバランスは、私が許容応力度設計という構造計算によって求めています。
(もちろん、耐震等級は最高の3で)

こちらのお宅では、建物の東南角が、1,2階とも大きく開口にしています。

すると、どうしても、少ないモイスが大きな耐力を負担、という面が出てしまいます。

構造計算上OKでも、想定外の地震でモイスが破壊されては絶対にならない。
なので、上の写真、ひっそりと指差していますが…

アップすると、制振ダンパー。

構造計算にプラスアルファの安心。

こういうことは、お客様が知る必要(心配する必要)は、きっと無いんです。
作り手が、責任を持ってやらなくちゃダメ。

2020年09月09日

Post by 株式会社 macs

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

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