ガルバの外壁の施工上最も大事な所
富士宮市の新築注文住宅現場からでございます。
飛散防止シートでよく見えませんが、建物が何となく黒い。
はぃ、そうです。
外壁のガルバリウム鋼板がほぼ貼り終えています。
ガルバリウムは昨年、メーカー側でSGLという耐候性が高いグレードに統一されたため、耐候性が1.5倍ほどに上昇し、かなり安心して使える素材になりました。
ただしもちろん、それは設計と施工によっても大きく左右されるわけです。
例えば…
上の画像。
この建物は「木とガルバ」という名前でエントリーさせていただいておりますが、ガルバの無機質な外壁に、木の格子を取付けて、素敵なデザインにしようと設計しております。
その、木を取り付ける金具や、サッシの周り。
隙間がありますよね?
ここは、このあとシーリング処理されますが、ガルバの耐候性に比べ、シーリングの耐候性は低く、10年目以降はかなり寂しくなります。
ですから、たとえシールが切れても大丈夫なように考えなければなりません。
最後の一枚。下地が見えますが、大事なのは、下地の段階でしっかり防水が出来ていることが肝要。
ガルバの外壁に限らないのですが、以下の点がとっても重要。
1. 上から下まで一枚、といったように、できるだけ大きく・長く材料を使う
2. それでも敷地上、長すぎると搬入が無理だったり、窓でどうしても材料が切れるので、できるだけシーリング必要箇所を減らす。
3. そもそも、シーリング必要な場所、つまり危険箇所に雨が当たらないように、軒や庇を深くする。
4. 壁下地の防水や窓まわりの防水を徹底する。
下地は腐りにくい桧に、とか、まだ色々ありますが、以上4点は最重要。
ちなみに、4については、過去記事「住宅の寿命を大きく左右する窓まわりの施工」に詳しく書いております。
2020年05月20日
Post by 株式会社 macs
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