ハニカムサーモスクリーンと経木
昨日の続きで、静岡市で工事中の堀部安嗣建築設計事務所の設計の、新築住宅からでございます。
昨日のこの一枚、堀部さんの向こう、リビングの窓は、既製品をポンではなく、すごく手が込んでいます。
現場監督の城内と社員大工の宮崎が、無理な体勢でヒーヒー言いながら取付けているのは、ハニカム・サーモスクリーンの取付け金物。
その金物に、ハニカム・サーモスクリーンをカチッと設置。
ボールチェーンを引いて降ろすと…
うむ、なんとも言えない柔らかな光加減。いいですねぇ。
この、ハニカム・サーモスクリーン、横から見ると、ピント合ってなくて恐縮ですが、文字通り蜂の巣のような、いわゆるハニカム構造になっているのがわかると思います。
ここに、空気の層が出来るので、断熱性がすこぶる高いスクリーンなのです。
厳寒地ではよく使われているものですが、値段がかなり高いのと、普通のカーテンやロールスクリーンのように洗ったり出来ないというデメリットも有り、なかなかマクスでも使う機会がありませんでした。
ハニカム・サーモスクリーンを取付けたら、今度はさらに手前に、経木すだれを取付けています。
経木は「きょうぎ」と読みます。
経木とはもともと、杉や桧で作る薄い板のことで、最近は専ら発泡のトレーですが、昔はおにぎりのつつみや、お寿司の折なんかも経木だった、といえばなんとなくイメージできますでしょうか?
その薄い板のすだれが、経木すだれです。
スマキとかヨシズみたいなものですね。
ちなみに取付けているのは、北海道のシナという木で作られています。
白く塗装されていますが…
先日、びお静岡東部版で書いた「堀部さん設計の茶寮で抹茶をいただいてきました」で書かせていただいた、大山阿夫利神社の、茶寮 【石尊】でも、同じ納まりになっていて、
「おぉ!この納まり知ってるぞぉ…」
と一人ほくそ笑んだのでした。
堀部さんの建物は、一つ一つの建物は、当然、ぜんぜん違うのですが、ディテールは、けっこう共通の部分があるんですね。
そのような部分を身を持って学べたことは、大変に勉強になりました。
あ、ちなみに、上の写真に写っている強面のオジサンは、マクスで2年間修行していた、富山のアシストプラスアルファさんの、御曹司勇太くんのパパです。
マクスと2社合同の勉強会での一枚でした。
ということで、みなさまも、お勉強、しませんか?
来週の日曜日は、富士市で構造見学会です!
構造見学会が、一番、お勉強になりますよ!
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