表層地盤改良工事
本日は富士市の新築現場からでございます。
地盤調査の結果、表層の60cm~1m程の深さで、柔らかく住宅の地盤には向かない層があることが分かりました。
その下の層は硬い岩盤質なので、そんなときには、表層の地盤のみを硬い地盤に改良する「表層地盤改良工事」が行われます。
重機とともに、大きな袋が現場に搬入されています。
人と比べると大きさが分かりますね。
番号が振ってあり、10.5袋あります。
ジオセメント、と書いてありますが、この袋は全部、六価クロム対応型のセメントです。
単体のクロムは金属で非常に安定して存在しています。
鉄とニッケルとの合金は、いわゆるステンレスです。
土中には単体のクロムか、三価クロムとして存在し、クロムは人体にも必須物質なので、三価クロムはサプリメントとしても使われているそうです。
けれど、メッキなどに使われる六価クロムは猛毒で、かつての日本や現在でも途上国で深刻な土壌汚染を引き起こしています。
その六価クロムが土壌汚染を引き起こしたりしないようにしたセメント、という意味です。
白いビニールテープが、監督の城内と一緒に地面に引いた建物の壁の中心ラインです。
その50cm外側に、グランドに引くラインで線を引いています。
つまり、建物の外側50cmの地盤まで、このセメントと混ぜて固く改良しようという工事です。
と思ったら、混ぜ終わってしまいました…。
以前の混ぜている途中の様子と、その時の試験の様子です。
こんな感じで混ぜ混ぜします。
完成すると見えない部分にお金をかけるのは、ちょっともったいない気もしますが、でも、建物が傾いたら大変ですから、弱い地盤には必須の工事なのです。
2019年09月04日
Post by 株式会社 macs
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