注文住宅の手きざみの良い点
富士市の新築注文住宅工事の進捗です。
自然室温で暮らせることを目指す『びおハウス』です。
社員大工による手きざみ加工は、そろそろ終盤戦です。
社員大工の宮崎がやっているのは…?
柱に「ホゾ」を作っているところです。
四枚の回転するノコをグイッと下げると、凸の形の「ホゾ」が一発で出来る機械です。
ちなみに、ホゾとは、おへそのこと(のはず…)。
「ほぞを噛む」
って言いますよね。おへそは噛もうとしても噛めないのでイライラ…。
だから、結果に悔しがることを言いますが、ホゾの加工を間違えてほぞを噛む、なんてことにならないように、慎重に加工は進みます。
木造住宅では、接合部は「ピン」と言って、「強度を持たず、力がかかると動く部分」として構造計算されます。
なので、このホゾは、【上棟時に動かなければいい】、【固定はあくまでも金物で】というのが現在の木造住宅の考え方。
だから、機械加工のプレカットでは、このホゾが6、7cm程しかないわけですが、
こちらのお宅では、柱の下のホゾが9cm、上のホゾが15cmに設定しています。
もちろん、「ピン」として構造計算しているので、ホゾの長さに関係なく、金物でしっかりと固定されますが、このホゾの長さは、計算には現れない【建物の粘り強さ】に、少なからず影響してくるはずです。
この辺は、「大工の手加工だからこそ」の良い点だと思います。
2018年07月25日
Post by 株式会社 macs
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鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
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