富山出張記
先週、加盟する街の工務店ネットの勉強会で、富山に行ってきましたのでその様子を少々。
富山といえば、そう、マクスに修行に来ている沢本勇太の故郷です。
せっかくなので、集合日の前乗りで、沢本と車にて、故郷のアシストプラスアルファさんのモデルハウス「杉の家」へ。
このモデルハウスも、マクスのモデルハウスと同様に、「現代町家」の考え方で建てられているます。
沢本勇太と勇太パパの感動の再開…?
そして、その現代町家の考案者の建築家、趙海光氏も一緒に夕涼みの会、開始。
めちゃめちゃ熱い日でしたが、神通川越しの立山連峰を望むウッドデッキには、タープがかけられ、とても快適な空間。
やっぱりウッドデッキは「使えるデッキ」じゃないとダメですよね。
取ってつけたようなデッキ、そしてそれに面する掃出し窓には常にカーテン、といった残念なケースを良く見かけますが、それだとデッキの意味がありません。
そうそう、宣伝です。
現代町家の考案者、建築家の趙海光氏の待望の新刊が発売されました。
「現代町家」という方法 ~家づくりで街かどの風景を変える~ 定価:2,800+税
早速サインいただきました(笑)。
マクスのモデルハウスにて、サイン入りのこの本、販売中です(笑)。
さて、前乗りしたので集合時間まで少し時間があり、勇太パパに岩瀬地区を案内していただきました。
この地区は、北前船の港町として栄え、廻船問屋が立ち並ぶ歴史的な町並みです。
上の写真は、その廻船問屋の一つ「森家」、国の重要文化財に指定されています。
うーん、美しい佇まいです。
あの二階の格子、たまりません。中から見たい…。
見ることが出来ました。上の写真で、右が道路側になります。
写真のアングルが少し変に感じるかも知れませんが、すごく天井が低いのです。
背の低い私が立って、真っ直ぐにカメラを構えるとこんな感じ。
正面の鴨居の下端が、1.7mくらい。天井は2.1mほど。
この低さがまた渋い。
その道路に面した格子空間。
いいなぁ…。今の住宅で、こういう空間提案できないかなぁ…。
キョロキョロ・ニヤニヤ…。傍から見たら変質者。
ガイドの方に解説していただきましたが、来客があると一番最初に通す「オイ」と呼ばれる部屋。
天窓から柔らかな光が富山の伝統工法の「枠の内」を照らします。
素晴らしい建物を見学させていただきました。
枠の内と言えば、もう何度かお邪魔させていただいている、前川建築さんのモデルハウス「埜の家」。何度見ても立派です。
埜の家の設計(古民家大改修)は、建築家の河合俊和氏。
そして、同氏設計の新しいモデルハウスも見学させていただきました。
冒頭の森家もそうですが、凛とした端正な佇まい。
時代を越えて受け継がれてゆく建物って、こういうことなんでしょうね。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。