大工の継手だから良いわけではない
富士市の新築注文住宅工事の進捗です。
自然室温で暮らせることを目指す『びおハウス』です。
昨日に引き続き、社員大工による手きざみ加工の様子をご紹介します。
ベテラン大工と言いましょうか、40代の初老の大工と言いましょうか、社員大工の丸山と宮崎が打合わせ中。
「ここをこうやって…」「こっちからこういって…」
そして加工。
こんな感じにメカメカしく、加工されました。
ここは、許容応力度設計による構造計算の結果、強い引き抜き力がかかる部分で、高強度の金物で接続する部分です。
昨日は、「大工の手加工だからこそ」の良い点として、長ホゾをご紹介しましたが、家づくりは、イメージやただの懐古主義ではいけません。
「釘を一本も使っていないから強い」
ではないのです。
計算によって、「何kN(キロニュートン)の力がかかるから、それ以上の接合強度が必要」というのは、構造計算をすれば、接合部ごと計算されます。
新しい技術と、伝統の技の【イイトコドリ】。
これがベストだと、マクスは考えます。
2018年07月26日
Post by 株式会社 macs
About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。