秋田出張記-4 西方先生
秋田出張記4回めでございます。
今回の秋田ツアーの、3つのメインのうちの一つ、本日は断熱の権威、西方設計の西方先生のアトリエとご自宅の見学についてです。
こちらが、築25年という先生のアトリエ。
現行の『高断熱住宅』の基準が出来た16年前よりも以前に、現行の北海道の高断熱住宅の基準をクリアできるほどの性能を備えた建物です(たしか、Q値は1.5位とお聞きしました)。
この、昔から取り組み、今も業界の先頭を引っ張り続けている姿勢が、全国の実務者の尊敬を集めている所以ですね。
前述のリンクを辿っていただくと、西方設計のHPには、
【超省エネ+秋田杉+エコ・ビオ】
というのが最初にうたわれています。
外壁はその秋田杉。
バスでこの先生のアトリエに移動中、一番の見所は?との質問に対し、
「東北角が腐っているからそこを見て」
とのこと。
あ、たしかに、下の方、腐っています。
ただ、建物の形状から見て、冬の間、下の方は数ヶ月間、雪に埋もれているだろうし、それが溶けてきてビチョビチョ、というのを25年も繰り返してきたのにこの程度か!と私には逆に驚きでした。
今のマクスの家は、軒が深くて濡れにくく、当然雪もなく、通気工法で常に乾いており、さらに杉よりも腐りにくいレッドシダー。
うん、やっぱりこれなら安心できるな、と思いました。
複雑な加工の窓まわりも腐っていない。
でも、やっぱりコーキングで納めたりする部分は、腐りますね。
上は窓ガラスの部分ですが、ガラスを押さえる細い木材(押さえ縁)は、腐って一度、取り替えているのだそうです。
それにしても、外は寒い秋田で、中は緑あふれる南国(笑)。
やっぱり断熱って素晴らしい。
温かいだけじゃなくて、楽しく暮らせますね。
で、更に場所を移し、
最新の、西方先生のご自宅。
Q値は熱交換を入れて0.8。
静岡なら、間違いなく無暖房。つまり、暖房が要らないレベル。
ファサード・ラタンと呼ばれる、北欧で人気のあるスノコ状の特徴的な外壁を見ると、窓が随分引っ込んでいますよね。
これだけ壁の断熱が厚い、ということです。
外壁で36cm、屋根で40cmの断熱層があるそうです。ひぇ?。
窓は、外国の超高性能サッシとガラス。
かなり寒い日でしたが、少しの日射と、見学者の体温だけで、「窓を開けようか…」と言うくらいの温度になる。
上の写真でシャッターが見えますが、冬でも、太陽サンサンみたいな日(秋田では月に一二度)には、調整しないとオーバーヒートするというから驚きです。
場所を移して先生の講義。
テーマは「ヒートショックで死なない家」とありますが、実際、
自宅でヒートショックで亡くなる人は、今や交通事故死の四倍、という現実の中、やはり、暖かい家って大事だと思います。
先生からは、新しい家になって、
・夜三回、おしっこに起きるけど、また眠れる様になって嬉しい
・温かいので肩を出して眠れるから、肩がこらなくなって嬉しい
・温度差によるアレルギー性鼻炎の鼻づまりが無くなって嬉しい
・とにかくよく眠れて嬉しい!健康そのものですよ、ホッホッホ…
とのことでした。
うむ、やっぱり、マクスは高断熱住宅、もっともっと頑張ります!
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2017年04月20日
Post by 株式会社 macs
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