ドイツのサッシ ユニルクス取付2
富士市のマクスのモデルハウス、『冨嶽町家(ふがくまちや)』からです。
昨日に引き続き、ドイツで一番のシェアだという、ユニルクスという樹脂サッシの取付の様子でございます。
昨日、「腰が砕けるほど重い…」と書きましたが、理由の1つはこれ。
厚いガラスと空気層。
ガラスは、比重で言うとコンクリートより重いのです。
(比重=水:1、コンクリート:2.3、ガラス:2.5)
これは、事務所にある断面サンプル。
左がドイツのユニルクスで、右がリクシルのエルスターX。
どちらも、トリプルガラスの樹脂サッシですが、ガラスと空気層は、普通の窓サイズで、
ユニルクス:4mmガラス+18mm空気層+4mmガラス+18mm空気層+4mmガラス
エルスターX:3mmガラス+15mm空気層+1.3mmガラス+15mm空気層+3mmガラス
となっています。
また、断熱性を高めるために、樹脂サッシの枠が、幾つもの小部屋に分かれているのが見て取れます。
ユニルクスの方が、圧倒的に部屋が多いですね。
さらに、堅牢性という意味では、ユニルクスには、鉄のフレームが入っています。
だから、腰が砕けそうに重かったのです。
結果、リクシルのエルスターXよりもサッシの大きさによりますが、2?4割ほど、断熱性能が高くなっています。
(リクシルのエルスターXも、汎用サッシとしては、国内で最高の性能ですけど…。)
もちろん、その高性能サッシが本当に力を発揮するのは、正しい施工があってこそ。
モデルハウスは、壁に付加断熱がなされており、壁圧が断熱材のみで24cmあります。
そこに、漏水がない様に、シートと立体ブチルテープでピンホールを無くし、準備OK。
スコットさんの変な大分弁の指導の下、社員大工の宮崎が取り付けてゆきます。
こちらは昨日も登場した巨大なFIXの樹脂サッシ(勿論トリプルガラス)。
社員大工の宮崎と菊池がやっているのは、特殊な気密部材の取付け。
これは、昨日もご紹介したウルト社の「目地シーリングテープ」。
ポリウレタン製で、サッシの枠の外周にぐるっと設置すると、時間を掛けて右の様に膨張し、しっかりと気密を取ってくれます。
そして、四人でたかって取付け。
ガラスのみで100kg超え。スコットのバカ力が頼り(笑)。
そんな工事中の現場を見ることが出来る、構造見学会を開催させていただきます。
予約制ですのでお申し込み下さいませ。詳しくは…
2016年04月01日
Post by 株式会社 macs
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