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社長ブログ

この地で育てられた四代目です

高知出張記-4

昨日のドローンから戻りまして、先週に引き続き、高知出張記シリーズ再開でございます。
(閲覧注意!今日のブログ、長いです!)

高知県のシックイ工場へ

何を隠そう、十数年前、私ども夫婦は、新婚旅行を四国・京都・大阪の国内旅行としました。

高知に行って思ったのは、
「道路がやけに白い…」
だったのです。
上の写真でも、古い舗装部分がかなり白いですね。

これにはちゃんと訳があったのです。

シックイの材料 石灰石

高知県は、ずっと昔から、石灰石の産地です。
採掘された石灰石がこれ↑。
山全部が石灰石(岩)、というところが沢山あり、その石灰石が骨材に使われていたので、舗装も白っぽかったのです。

で、本日のテーマはこの石灰石。
高知県では、これで何を作っているのかと申しますと、ずばり石灰。
はぃ、そのまんまです。

建築に使われる石灰と言えば、そう、漆喰シックイ、です。
前からずっと行きたかった、シックイを作っている工場に行ってきました。

高知県 シックイの工場

お邪魔したのは、田中石灰工業株式会社さん。
写真中央の先頭が私。お勉強の時は一番前が基本です。

で、正面建物の上の方、なんだか煙が出ています。
その上の方に向かってゾロゾロ歩いて行きますと…、

石灰石の焼成工場

登ってきたのがこちら。
随分時代がかった古い建物です。

石灰石の焼成工程

で、その建物内部。
作業員の方が、下がパカッと開く鉄の大鍋のような物で運んでいるのが、先ほどの石灰石です。
一番手前の丸いところには、石灰石がいっぱい入れられていますね。

そして、

シックイの製造過程 コークス投入

いくつか並んでいる穴に、石灰石をゴロゴロゴロッとと投入したら、今度はこの黒い石みたいなのを、スコップで投入。

シックイの製造過程 コークス

これは、コークスです。
蒸気機関車の燃料ですね。石炭を蒸し焼きにした燃料です。
さらに後述しますが、塩も一緒に投入します(写真ありませんけど)。

で、真っ赤になっているから分かると思いますが、石灰岩をコークスで燃やしているのです。

シックイの製造過程

写真は、説明をしていただいている、田中石灰工業株式会社の石灰事業部藤崎さん。
先ほど投入した石灰岩が、じっくりじっくり(3?4日間)燃えながら、藤崎さんの後ろ側、先ほどの写真の真下から出てくるのですが、

シックイの製造過程 生石灰

はぃ、こちら↑、燃焼された石灰石です。

シックイの製造過程 焼成炉

つまり、最初の写真に戻りますとこんな感じ。
正面の建物の中に、焼成炉と呼ばれるトックリ型の釜が埋め込まれていまして、石灰石とコークスを交互に上から投入、じっくり燃えながら順番に下に落ちてくる、という寸法です。

石灰石は、貝殻と同じ、炭酸カルシウム【CaCO3】。

それを、焼くと、酸化カルシウム【CaO】になります。
これが生石灰せいせっかい、又はきせっかい)。
セメントの原料になります。

この生石灰に、水を加えます(水和反応)と、水酸化カルシウム【Ca(OH)2】になります。
じつは、この水酸化カルシウムこそ、消石灰しょうせっかい)、シックイの正体です。

この生石灰から消石灰への水和反応(消化)は、劇的な反応をします。

シックイの製造過程 生石灰の水和反応

生石灰に、水を加えると…

シックイの製造過程 消石灰

この様に粉々の消石灰になります。
動画だと、その激しさがもっと分かりますので、動画でどうぞ。

すごいでしょ?
かなりの熱が出ます。
もうお気づきの方がいらっしゃると思いますが、駅弁で、ひもを引っ張ると熱燗が出来たり、熱々のお弁当が出来たりするのは、まさにこの水和反応を使っています。

シックイの工場内

こうして、粉砕・分離された物が商品になります。
大きさや成分や精度によって、グランドの白線(現在は炭酸カルシウムが多い)、河川や土壌の中和剤、凝集剤、コンニャクの凝固剤、食品や化粧品のpH調整剤、カルシウム補充剤、化学合成原料などなど、様々な用途に用いられています。

静岡県のシックイの美術館、松崎町の長八美術館の外壁は、ここ高知県の土佐漆喰が使われています。
(古いですけど長八美術館のブログ

シックイは、消石灰と書きました。
消石灰は、水酸化カルシウム【Ca(OH)2】。

シックイは施工後、数年かけて大気中の二酸化炭素【CO2】を吸収(炭酸化)し、もとの炭酸カルシウム【CaCO3】に戻ってゆきます。

つまり、壁に塗られたシックイは、じっくりじっくり、時間をかけて徐々に薄い石灰石の膜、と化してゆくわけです。
シックイが長持ちするというのはこんな理由があります。
貝殻や石灰石は、紫外線で劣化したりしませんものね。

資源の乏しい日本において、唯一自給可能な鉱物資源が石灰石と言われています。
石灰石は日本中で産出されますが、高知県は、珊瑚礁が隆起して作られた大地であり、火山が無いため、埋蔵量・品質(高純度)で世界屈指と言われているそうで、江戸時代から各地へ出荷されていました。
(田中石灰の藤崎さん談)

ここ高知の消石灰は、前述しましたが、塩と一緒に焼成させることで、不純物がさらに除去されて高品質になるのだそうで、
「土佐の塩焼消石灰」、「塩焼灰」
と呼ばれています。

世界遺産の姫路城も伝統の塩焼灰なんだそうです。

うーんなるほど。
いままでは、オーストリアのシックイを使っていましたが、一発でファンになってしまいました。
これからは、土佐のシックイに変えるぜよ。

あ、今まで使っていたオーストリアのシックイも、決して悪い物ではございません。
その時、その時で、ベストだと思うもの、ベストだと思う工法を、お客様にはご提案させていただいております。
そのために、常に、正しい知識・新しい知識を、これからもお勉強して参ります。

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2015年06月23日

Post by 株式会社 macs

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鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

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