- 2010.10.07 木曜日
- 昨日に引き続き、静岡県沼津市で竣工した、マクスの【冨嶽町家】のブログ上見学会です。
昨日ご紹介したチークの防音・防火の気密ドアを入ると、
こんな感じの玄関。
コンパクトながら奥には大容量の玄関収納も設けています。
こちらはLDK。
室内も外部と同様、自然素材100%の漆喰塗り。
合成樹脂を一切含んでいないので、静電気を帯びず、埃を寄せ付けません。
そしてもちろん、室内は気持ちの良い香りに包まれています。
奥様の夢だったヤマハのシステムキッチンも見えますね。
こちらはリビング階段側。
梁を下側だけ見せて、あまり主張しすぎないように、控えめにスッキリとデザインしました。
そして、リビングから見えるこちらの戸。
以前にもご紹介した手漉き和紙を貼っています。
表面に和紙の原料であるコウゾの繊維を一緒に漉き込んで、独特の模様を出しています。
さて、そしてこの襖の向こうは…
3畳(メーターモジュールなので実際には約3.6畳)の小さな和室があります。
この小さな和室は、隠れ家的な空間で、
ひっそりと読書をするも良し、
昼寝するも良し、
もちろん来客者が泊まることも十分可能です。
この小さな空間、以前にも、
長崎材木店さんの博多町家、
せこ住研さんの伊勢町家、
駿河待庵、
などでもご紹介させていただきました、天井の低い、狭い空間。
でも、この狭さが、何とも言えず良いのです。
間接照明を消して、置き灯りだけにすると…
こんな感じ。
藁を練り込んだ漆喰の表情がとても落ち着かせてくれます。
もちろん、ただ狭く、暗くするだけでは牢獄なので、
空気の出口を高いところに、ってことで窓。
そして、
空気の入り口は、下の方に窓。
この窓からは、先日ご紹介した一坪里山からの涼しげな風と、かすかな花の香りを運び入れようという設計です。
一坪里山は、リビングからはこんな感じに見えます。
(奥には以前ご紹介したデッキライトも見えます)
リビングの床とほとんど同じレベルにあるので、緑がとても身近に感じられます。
ちなみに、この一坪里山を小さな窓からの借景にしようというのは、和室の反対側の浴室も同じでして、リビングと和室と合わせ、三方向から楽しもうという設計にしています。
湯船につかると…
おっと、本日もお時間です(笑)。
明日に続きます。
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