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自然素材

そもそも、なぜ「自然素材」なのでしょうか?
自然素材と一緒に取り上げられる言葉に、
「化学物質過敏症」がありますが、住宅においては
シックハウスと言う言葉で取り上げられます。
全ての人がこの様な病気に陥る訳ではなく、
むしろ少数と言えるかも知れません。

現在よりも、もっと化学物質を出していた昔の建材で、
今よりこの様なトラブルが少なかったのは、
やはり今ほど住宅の気密性 が良くなかった
からだと言われています。

それが、快適性を求め、断熱材を厚くし、
気密性をあげたため、シックハウスや結露によるカビに
悩まされる結果となってしまいました。

この問題に対し、建築の政策としてとられた方針は、
【建材から出来るだけ化学物質の拡散をしないようにする】
と言うことと、【365日・24時間、全ての部屋で換気扇を回
しっぱなしにする】と言う何ともおかしな法律が出来ました。

現在の建材の化学物質発散量を示す表示は、
☆☆☆☆の表示し、フォースターと読みます。
フォースターの建材しか使っていないから健康配慮住宅
です、と宣伝している所もありますが、
現在は殆ど全ての建材がフォースターで、
逆にフォースター以外の建材を探す方が難しいので、
その宣伝法には首をかしげざるを得ません。

ブームなので、聞いたこともあると思いますが、
「珪藻土だから健康住宅です」と言う 宣伝もありますが、
そもそも珪藻土は珪藻類という植物プランクトンの死がい
ですから、それだけでは固まりません。

「自然素材が良いけど、メンテナンスは嫌」、
という方が多ければ、当然ヒビなどのクレームが出ない様
に、珪藻土はビニールの合成樹脂で固められます。
これでは自然素材と呼べないと思います。
実際、これらをライターで炙ると鼻を突く強烈なビニールの
刺激臭がします。
そうすると、やはり24時間、換気扇のお世話になる、
と言う発想にたどり着くのかも知れませんが、
そもそも、有毒の化学物質を出さない、もっと言えば含ま
ない木や漆喰で造れば、換気扇なんかに頼らなくても
良かったのではないでしょうか…。

ただし、本物の木や漆喰は、やはり割れたり、反ったり、縮んだり、
空いたり、色が変わったりしますし、傷も付きやすいです。

床によく使われる「化粧フロアー」というのは、何層かの
ベニアの表面に1㎜以下の木を接着剤で貼った物です。

傷が付かない様に、掃除が楽な様に、表面はウレタン塗装
が施され、さらにプラスチックでコーティングされています。

これで、桧や欅よりも堅くなります。水も吸いません。
でも、これってもはや「木」じゃなくて「木の模様のプラスチック」
になってしまっている気がしてなりません。
本物の無垢の木の床は、塗装するのであれば、
万が一口に入っても無害な自然塗料で塗り、
自然素材のワックス仕上げが良いと思います。
夏と冬とでは、板と板の間の隙間が違うかも知れませんし、
場所によっては床鳴りがする場合もあるかも知れません。
でも、調湿作用がある証拠です。
化粧フロアーよりも傷が付きやすいでが、
その傷も家族の思い出ではないでしょうか。

経年変化を経年美ととらえる感性をお持ちの方が素敵だと思います。
化粧フロアーは傷が付いたり湿気で剥がれれば、張り替えるしかありません。
でも、無垢の床板は、キレイにしようと思えば、何十年だって、削ればまたピカピカになります。その方が素敵、そう思える方には、ぜひ自然素材をお勧めします。
自然素材は工事も大変です。自然素材を知り尽くした熟練の職人による施工が必要です。自然素材はメンテナンスも大変です。実績のある地元工務店にお任せ下さい。
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