庭木でパッシブな設計を考察する
昨日は突然の雷雨で会社が停電
でも急に暗くなったので
雷を警戒してバックアップを
こまめに取りながらだったので
セーフ!
やはり日本には梅雨があり
この時期は工事予定も狂います
2024.7.16 Vol. 4,749
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です
「梅雨明け」ではなく
「秋の長雨」までの「中休み」
であって
日本は初夏から秋までが「雨季」
という研究者もいます
それくらい雨が多い日本ですが
雨が多いので夏は蒸し暑い
欧米のカラッとした夏とは
違うんですね
だから夏はとにかく
「日射遮蔽」が大事です
先日
お客様にプレゼンをしました
設計の祭ちゃゃんが操作し
その向こうではお客様が
VRで「おぉ~!」って
楽しんでいただいてます
この空間の中にヘッドセットで
入り込んでいるんです
敷地に対して家を斜めに配置し
建物はほぼ南を向いています
そうすることで
「本日の12時」では
ご覧の通り、建物内に
日は差し込んでいません
外から見ても
それはよく分かります
建物全体がほぼ日陰
軒を深くすることで
屋根がいい仕事してますね
ちなみに
日が入り込んでいるのを
際立たせるため
日陰を暗めにしています
では、「元日の12時」
ではどうでしょうか?
太陽燦々
ポカポカとあたたかそう
建物を南に向けるのは
こういった効果もあります
雑木林の方角に間取りを開き
ピンクの隣家側を閉じたので
雑木林の借景だけを楽しむ
ただ、この南東を思いっきり
開いたことで困ったことも
それは…
「今日の朝7時」
には東北東から暴力的な朝日が
思いっきり入っています
これでは、朝から暑すぎます
カーテンを閉めてエアコンを…
でもいいのですが
ちょっとここで一工夫
この位置に大きな木を配置
すると…
なんということでしょう!
朝日をシャットアウト
してくれました
こういう考え方も
「パッシブ設計」
と言います
パッシブ設計は
「太陽に素直な設計」
とも言えますね
ちなみにこの配置した位置
ならば、冬の日照には一切
関係しないので
(冬は南東から日が昇る)
常緑樹でもいいですね
この土地は落ち葉で隣地からの
クレームは来ませんが
隣家が近い場合は、すだれか
緑のカーテンですね
土地に対して建物を
「うまく配置」すると
景色だけでなく
・明るさ
・風通し
そして「光熱費」まで
変わってくるということです
月に2回開催の
「土地の探し方Zoom勉強会」
では、そんなお話も
させていただいております
次回は7/26(金)の夜8時から
気になる方はコチラから
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2024年07月16日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。