スジカイを固定する金物は強度を計算する必要があるわけ
Vol. 3,754
おはようございます。
頑丈な高断熱住宅を作るマクス
社長の鈴木です。
昨日の静岡県の感染者は1名!
惜しぃーっ!
でも、本当に一気に減りましたね。
久しぶりに食事会も開けそうですし
久しぶりにお勉強の出張も出来そう。
(小さな工務店は情報収集が命)
英語で「久しぶりだね!」
は
It’s been a while.
です。
もちろん
ググったんですけどね。
というわけで
久しぶりに家づくり教室です!
忙しさにかまけてアップ
できておりませんでした。
でも、たぶん20年くらい前に
作った筋交い(すじかい)の
模型が出てきまして。
おぉ!懐かしい!!!
It’s been a while!!
ということで
動画を作ってみました。
スマホで画面が切れる方は
YouTubeのこちらをどうぞ。
筋交いは、住宅に耐震性を
もたせる大事なパーツです。
当然!
「ただくっつけりゃぁいい」
なんてもんじゃないです。
しっかりくっつけなければ
地震のときには簡単に
外れてしまいます。
けれど
しっかり付ければ付けるほど
柱を
引っこ抜こう
とする力
が生まれてしまいます。
このため
すべての柱について
一本ごと強度を
求めなければなりません。
が!
それを計算する=構造計算が
木造住宅では
一般になされていない!
というのが恐ろしい現実です!
一般的には、構造計算をせず
早見表から金物を拾います。
表は安全側には作られています
が自分で構造計算をしてみると
「ここにこんなに強い金物
が必要なんだ…」
って時がよくあります。
表だと必要ないのに…
という意味で、です。
それが構造計算の
大事なところなんです。
例えば…
ちょっと前の画像ですが
富士宮市で工事中の
販売型モデルハウス
【小泉町家】
社員大工の隆成が
筋交いを固定しています。
そのお隣の何の変哲もない柱の
上部(柱頭)は二階の床の梁を
貫通してM16という太いボルト
が出ています。
2階に登ると
床に刺さっています。
隆成が持っているこれ。
この四角い部分が
上から刺さっています。
そして、ホールダウン金物
という丈夫な金物で固定。
熊本地震で倒壊した
まだ新しかった住宅では
このM16のボルトが地震で
引きちぎられた!
という事実があります。
地震を舐めちゃダメ!
「木造住宅も構造計算する
ように法律を戻します!」
という公約を掲げてくれた政党
には私は絶対投票します!
2021年10月29日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。