家づくりは幸せの総体である
Vol. 3,740
おはようございます。
頑丈な高断熱住宅を作るマクス
社長の鈴木です。
突然ですが…
想像してみてください。
長かった道程を経て
やっと、念願のマイホーム
が完成しました!
そして、1年後…
建てた会社が
「一年点検」に来ました。
リビングの大谷石。
割れてるwww!
はぃ、ここでですよ…
もしも!
こんな感じだったらどうでしょう?
【施主】
「え?
1年で割れちゃうんですか?
直してもらわないと困ります!」
【設計士】
「施工が悪いんじゃないの?
建てた工務店が
責任とってやり直してね」
【工務店】
「は?なんで俺?
これは設計に無理があるって!
図面通りにやってんだから!」
どうでしょう。
だれか、幸せになりました…?
いや。みんな不幸。
どうすれば良かったのか?
【どこにでも有る
合板のフローリング仕上げ】
にすればよかった…?
でも…
それが夢のマイホームの
【こだわり】
だったのだろうか…?
実は、
こちらの大谷石のひび割れ
伊豆の国市で工事をさせて
いただいたお宅の写真。
その一年点検の時のものです。
こちらのお宅、
日本一人気の住宅作家
と言っても過言ではない
堀部安嗣さん設計のお宅です。
で、実際の、堀部事務所の
一年点検の時の会話。
【工務店】←私
「ここ、割れました…
外周の基礎と内部の断熱上部の
増打ちコンクリートの
収縮の違いかと…」
【設計士】←堀部さん
「ですね。」
こういう部分には
よくあることなんです」
【施主】
「え?全然気にならないですけど…?
この大谷石の床、
素足がメチャメチャ
気持ちぃーんですよ!」
「大理石の味ですね。」
「味ですね!」
「味です!味です!」
めでたしめでたし(笑)。
いや、別に
逃げたわけじゃないですよ。
実際、大谷石ってすごく
柔らかい石ですから
割れるし、
汚れるし、
ミソ(内部の模様)
が削れてくるし、
それが、味。
嫌なら使わないほうが
良いですよ、ほんと。
以前、堀部さんの講演会で
堀部さんが
こんな事を仰ってました。
建築家が自分勝手に
「どうだすごいだろ!」
という家を設計し
悦に入って幸せになっても
住まい手が住みにくかったり
寒かったら幸せじゃない。
つくり手が
あの手この手でお客様を
その気にさせて受注単価を
必要以上に吊り上げて
儲けて幸せになっても
住まい手は
ローンに苦しんで幸せじゃない。
工務店が自社の利益のため
下請けいじめをして
大儲けして幸せになっても
職人は、いい仕事など
する気になれず
心ならずも手抜きの仕事
をするしか無く、
虚しく、幸せじゃない。
施主が値切ったりサービスを
強要して一見
「得をした!」
と幸せになっても
そんな施主のために一生懸命
アフターメンテナンスなど
するはずもなく、家はいたみ
結局幸せじゃない。
「この人のために!」
と思えるパートナー
に出会えたら幸せ
家づくりは
幸せの総体。
うーん、深いっ!!!
「いい会社に巡り会えた。
いい家が出来て本当に幸せ!」
「いいお客さんに巡り会えた。
『本当にありがとう』って
言ってもらえて
頑張った甲斐があった!」
「すごくいい家が出来た!
こんな仕事をさせてもらった
ことを心から誇りに思う!」
住まい手
設計者
作り手
みんなが幸せだったなら、
すごく幸せ!
やっぱり、
家づくりは幸せの総体ですね!
というわけで…
煙突掃除して、
宴会して、
酔っ払って、
幸せでした。
イエーィ。
(あ、これよその会社のCMだ…)
2021年10月15日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。