家は通気をしっかり考えないと腐ります-2
早速昨日の続きで、富士市の二世帯住宅の新築住宅工事現場からです。
ここに秘密が、と昨日終わりましたが、屋根に登ってみましょう。
平屋部分の屋根ですが、指差す部分、
ここから空気が抜けるようになっています。
木の外壁の後ろの空気はここから抜ける、
と同時にここから空気が入り、小屋裏を通って先程の棟から抜けます。
兎にも角にも、高温多湿の日本では、湿気をしっかりと外に逃がす、ということを考えておかないと、家は長持ちしません。
こちらは二階の屋根。
冬暖かく夏涼しい、パッシブソーラーシステムの「びおソーラー」が付いていますが、これも温度だけでなく、湿気とも関係しています。
冬は当然、乾いた暖かな空気を床下に運びますが、夏も、放射冷却でガルバリウムに結露することで除湿された空気を床下に送るので、一年中床下を乾燥させるという効果もあります。
パッシブソーラーシステムを使うときにも、屋根の通気は大事。
「換気棟」と言いますが、こんな具合に、雨は入らず、中の空気を逃がす、というすぐれものです。
2021年07月02日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。