断熱性と通風性のバランスを考える
今週は施工例を3軒連続でアップさせていただきましたが、竣工写真(完成写真)は、どうしてもデザインに目がいきがちです。
それは、完成見学会でも同じ。
けれど、断熱性や耐震性など、構造、つまり住宅の基本性能は、デザインよりもより大事だと思います。
なので、構造見学会を開催させていただいています。
ただ、最近ではYouTubeでお勉強をする方が増えたこともあり、そういった基本性能を示す数字に、逆に囚われすぎてしまって、大事なことを見失っているな…と思う方も、時々お見かけするようになりました。
極端に言えば、窓がまったくない家は、
・壁がすごく多くなるから、耐震性はすごく良くなる
・どんなに高性能なサッシでも壁のほうが断熱性が高いので、断熱性を示す数値も良くなる
じゃぁ、そんなものすごく高性能な家って、住みやすい?
と言われれば、そんな家に住みたい人はいないでしょう。
「温熱等級は4の高断熱住宅ですよ!」
みたいなしょーもないセールストークで納得しちゃってもダメですが、
「UA値はいくつ以下じゃないと!」
みたいな考えに支配されちゃうと、それはそれでよくないと思うのです。
今週お届けしてきた3軒のお宅は、写真撮影日、五月晴れで気持ちがいい一日。
やっぱりこんな日は、せいせいと窓を開け放って、家の中を風が通り抜けるのが、最高に気持ちいですよね。
仮に「24時間365日エアコンはつけっぱなしのほうが経済的」だったとしても、です。
(実際にはそんなことないですけど…)
やっぱり、いいお天気の日には、窓を開け放ってウッドデッキでくつろぐ、そんな暮らしが素敵、とマクスは考えます。
ちっちゃな窓しかないのは、たとえ断熱性がよくても、ちょっと寂しいです。
そんな気持ちを動画にしてみました。
動画の中のマクスの家は、自然素材がいっぱい。
そんな素材の違いを楽しく学ぶ勉強会&真面目に構造を学ぶ会です。
素材の選び方教室は明後日なので、参加希望の方は直前の際にはお電話でご確認をお願いします。
2021年06月04日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。