びおハウスM#2 無事上棟完了!
自然室温で暮らせる家を目指す『びおハウス』。
建築家の村松篤氏とのコラボの『びおハウスM』、昨日・一昨日の建て方作業で無事上棟致しました。
二日間は現場でスマートフォンからのアップでしたので、本日はもう少し詳しく、さらに動画入りでご紹介させていただきます。
まずは、青空をバックに、この一枚から。
梁は吉野杉。
美しいっ!
もう言葉は要らないでしょう。
アングルを変えて、上から二階の床組を見ています。
二本の6寸角の吉野桧の通し柱。
びおハウスMの特徴は、この二本の柱だけが室内の柱。
外周部だけでガッチリと建物を固めて、内部はこの二本の柱だけなので、間取り・間仕切りが自由自在に変更が出来ます。
だから、長い期間で見た時に、自由度が高く、家族構成の変化に柔軟に対応が出来ます。
こちらは二階の天井部分。
ここもしっかりと固めてしまうので、まるで、六面体の丈夫な箱が出来るわけです。
「内部に柱二本だけで大丈夫…?」
と聞かれれば、
「許容応力度設計で、その家毎個別に構造計算をし、最高ランクの耐震等級3を取っているので、全っ然、大丈夫です!」
と、自信を持ってお答え致します。
で、その二階の天井には、まるで茅葺き屋根のように、24cmとぶ厚い木質繊維断熱材が施工されます。
この木質繊維断熱材の施工。
自然室温で暮らすためのキモ、なんですが、お施主様も見えないし、写真の絵柄は地味だし、そのくせ結構大変だし…、
ということで、その努力を動画でアピールさせていただきます。
「明け方雨」
の悪魔的予報に、10m四方の大きなブルーシートで養生したお陰で、
結構ガサガサ降られたのに、二日目の作業開始の頃には雨も上がって、木質繊維断熱材も建物も濡らさずにすみました(ホッ)。
屋根も無事まとまり、無事作業終了。
屋根には、幣束という棟札を納めさせていただいたのですが、記念にと、お施主様に一筆お願いしたところ、
「この家が、末永く住まわれ…」
と言う主旨のことが幣束には書かれておりました。
身が引き締まる思いです。
『永く、安心して住めること』
それが家造りで一番大事なことだと思っておりますが、「長持ちする家にしたい」と、お施主様が希望し、マクスをそのパートナーとして選んでいただいたこと、その信頼にお応えするように、竣工まで(その後のお付き合いも無論ですが)、社員・職人、力を合わせて頑張ります!
お施主様、二日間有り難うございました、そして、おめでとうございます!
2012年12月07日
Post by 鈴木 克彦
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。