上棟時の動画で分かる建物の耐震性
先週、富士宮市にて新築注文住宅の上棟作業が行われました。
天気にも恵まれ、現場は天竜材の良い香りに包まれます。
左から、現場監督の城内、この日は社員左官ではなく社員大工の原田、ベテラン社員大工の宮崎。
上棟は木造住宅の晴れ舞台ですから、みんな生き生きしています。
おっと、社員大工の丸山も忘れるとヤキモチを焼くのでご紹介。
構造金物の穴を発泡ウレタンで塞いでいます。
金物は熱を伝えるので、こんなちっちゃなことが、建物の断熱性に結構重要だったりするのです。
さて本日は断熱のお話ではなく、耐震性のお話。
上の写真、二階の上の天井部分。いわゆる「軒の高さ」の部分=屋根の部分です。
二階の床は、骨組みの下に見えます。
まるで三階の床のような構造です。
そう、この部分が大事なのです。
段ボール箱を思い浮かべると分かりやすいです。
底面(基礎)と4面の壁だけ強くても、フタが空いていたら、段ボール箱は安定しませんね。
フタを閉めて、ガムテープで留めて、はじめて段ボール箱は頑丈になります。
このフタに当たる部分、というわけですね。
「水平構面」と言います。
基礎だけでなく、二階の床と屋根面の水平構面を固めることで、初めて外壁の耐力壁が力を発揮します。
そんな事を前提に、上棟風景のタイムラプス動画を見ていただけると、よく意味が分かるのではと思います。
2020年03月16日
Post by 株式会社 macs
About Me
鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。