堀部事務所の緻密な図面
7月ですね。
早く梅雨明け無いかなぁ…。
とか思いつつ、今月もよろしくおねがいします。
7月最初のブログは、やっぱり静岡市で工事中の、堀部安嗣建築設計事務所の注文住宅の現場からです。
監督、社員大工、建具職人、で堀部事務所の担当所員の佐々木さんを囲み、
図面を見ながら、あーでもない、こーでもない…。
普段は私が描いている図面で現場は動きます。
スタッフも職人も慣れたもので、詳しく書かなくても「いつもの通りね」で進みます。
いつもの通りじゃないところだけ、
「今回はここをこうしたいんだ」
と打合せすればすみます。
が、このお宅ではそうは行かない。
膨大な詳細図面をじっくり見て、不明な点は質問しておかないと、後から
「うわっこんなところに描いてあるっ!」
では済まされません。
それにしても細かい。
このレベルの施工図面を、大学を出て数年で書けるようになってしまうのだから、やっぱり一流の設計事務所は違います。
「やっぱりすごいですね…」
と素直に堀部さんにお話したら、
「それは、ご指導の賜物ですね」
と仰っていました。
は、はぃ、まさに、その通りだと思いまする…。
納まりも、「自分じゃこんな事思いつかない」というような部分もあり、勉強になります。
このキングギドラのような配管は、トイレ、脱衣、お風呂の、換気扇のダクトなのですが、各部屋から直で出してしまえば話は簡単。
でも、そうすると道路側からよく見えてしまう。
だから、
こんなところに隠すように、わざわざ引っ張ってくる。
「ここまで考えるのか…」
と関心するわけです。
やっぱ、すごいな。
ま、私も、必死に考えてはいます(笑)。そんな家々を、ぜひ見せてもらいましょう。
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About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。