ホールダウンアンカーの設置
昨日は伊豆の国市の上棟の様子でしたが、本日は富士市の基礎の様子を。
「木造住宅で、一番大事中なものって何?」
と言われたら、間違いなく「ホールダウン金物」でしょう。
上の写真で、傘の柄みたいな金物(M16アンカーボルト)を基礎に埋め込み、土台を貫通して、柱と固定されます。
M16は太さ16ミリ(実際には規格の関係で14.54ミリ)の意味です。
商品によって違いますが、このアンカーボルトは、60cm以上のものを使い、36cm以上基礎に埋め込むことになっています。
せっかくなので、1mの長いやつを使って、もっと深く埋め込み、耐圧盤(スラブ)、つまり、ベタ基礎の底版の「べたー」って部分の鉄筋に、この傘の柄の部分を絡めよう、というのがマクスの社内ルール。
こんな感じで埋め込んで固定します。
社内ルールで、この金物の埋め込みは大事なので、職人任せにせず、必ず社員の手でやろう、ということにしています。
で、猛暑日のある日、現場監督も社員大工も他の作業で手が空かない。
仕方がないので社長がやれ、ということに…。
スラブの鉄筋は10cmピッチで縦横に。
さらに色んな補強筋やら地中梁の鉄筋やらが密に絡んでいて、傘の柄が入らず、まるで知恵の輪…。
『入った!』
ハッカーと結束線、という道具で、動かないように固定します。
先程の写真の、指さしてある部分が結束線で縛ってる所。
現場監督時代は、はるか昔。
久ーしぶりに、みんなの苦労を味わいました。
みんなは、ホウ酸処理をしておりました。
だれも、私を手伝ってはくれませんでした…。
(だれか、優しくて若い監督、俺を助けに来てくれぇ…)
というわけで、いつもとバナーの順番変えてみる(笑)。
2018年08月30日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。