リノベーション工事の最重要ポイント 1
本日と明日は、リノベーション工事の最重要ポイントを連続でご紹介して参ります。
リノベーションとは、耐震性・断熱性・快適性を、建てたとき以上に上げる工事、とマクスは考えています。
ですから、建てた時を100とすると、
・年を経て、50,40,30…と下がってきたものを80とか、頑張って100、にするのがリフォーム
・150とか200にするのがリノベーション、
そんなイメージです。
特に、耐震は最重要。
静岡県では、今後30年以内にM7クラスの大きな地震の発生確率を70%としています。
(政府の機関である地震調査研究推進本部の発表)
リフォームでお化粧直しをしても、耐震性は変わらないか、ちょっと改善、程度では、大地震の際に家族の命を守れません。
ですから、耐震性の向上が第一です。
というわけで、まずは基礎の補強から。
ここは富士市のリノベーション現場です。
築40年以上で、布基礎は無筋(鉄筋の入っていないコンクリート)。
ですので、布基礎の内側(内部はどちらか片側)にL型の基礎を抱かせて補強です。
内部は防湿コンクリートを打設しました。
勝手口や玄関などは、布基礎が通っておらず、基礎が分断されていたので、連続性を持たせて補強。
布基礎の補強は、既存の立ち上がりに鉄筋を差し込み、それと新規のL型の基礎の鉄筋とを縫い合わせます。
中央に見える銀色の金物は、新規の基礎と土台とを結ぶ、アンカーボルトの役目をさせる金物です。
アンカーボルト非常に少なかったので、この様にしました。
(現場監督ブログの丸山のこちらのブログの方が分かりやすいかも知れません。)
矢印の部分がこの金物。
このアングルだけでも結構付いているのが分かります。
こんな感じです。
これで、土台と基礎は頑固に固定されました。
次は、土台と柱を固定します。
基礎←→土台←→柱←→梁
と、これらが一体に固定されて初めて耐震性を発揮するのですが、その理由は明日に続きます。
2014年08月11日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。