地鎮祭 鍬入れの儀
週末は地鎮祭でした。
このところ、地鎮祭では鯛の縛り方ばかり注目していますが、今回も鯛ネタより。
鯛を始めお供え物は、お施主様自ら用意しても良いのですが、神社にお願いする方がほとんどです。
初穂料にお供え物のお金まで込み、としてもらうというわけです。
でも、神社によっては、お魚は別、と言う場合もあり、今回はまさにそれ。
そんな時には、マクスでリフォームさせていただいた、「佳肴 季凛」さんの出番。
親方に前もって市場から仕入れてもらい、水槽でキープしてもらいます。
もちろん、生きてます。
神様にお供えするものは、血を流していてはいけませんので、しめません。
少々可哀想ですが、氷でしめます。
現地着までに、バシャバシャいってました。
で、滞りなく地鎮祭完了なのですが、社員大工の丸山が、
他の現場があって抜けられずに見ることが出来なかった、自分で作ったクワの初仕事を、どーしても、ブログで紹介してほしいとせがむので、動画でご紹介です。
こんな感じで地鎮祭は進みます。
私たちにとっては、地鎮祭は仕事の一つですが、お施主様にとっては、家づくりの最初の一大イベント。
玉串奉奠(たまぐしほうてん:神前に榊をお供えする)を後ろから見ていると、お施主様はもちろん、家族やご両親、それぞれの思いが背中越しに見えるようで、もう少し何か出来ないか?と、今回思いついて会社でクワを作ったのでした。
さて、地鎮祭が終わると、お施主様が神主さんに何やらご相談。
「氏神さんはどこになるでしょうか?」
とのこと。
氏神とはご存じの方も多いと思いますが、その土地の集落毎に決められた、いわば町内の守り神。
町内の御神輿などがおいてあったりします。
建物としての神社ではなく、ちっちゃな祠一つだけ、という場合もあります。
町内会長さんに聞くとだいたい分かるのですが、神主さんが神社に戻って調べて下さいました。
すると、神主さんビックリ!
こちらがその神社だったのですが、神主さんいわく、お奉りしているのは天御中主命(あめのみなかぬし)という神様。
天照大神の両親はイザナギとイザナミですが、それよりもっと古い、天地開闢(てんちかいびゃく)と言って、天地創造の時の五柱の一柱(神様を数える時は、一人二人ではなく、一柱二柱)で、高天原に一番最初に降り立った神様なんだそうです。
カードで言えば、 激レアカードですね。
そんな説明は一切、神社には書いてないのですが、土俵があったりして、地元住民に大切にされているのがうかがえます。
彫刻も結構立派でございました。
お施主様の「まずは、氏神様にお参りしたい」というお気持ちを、神主さんも非常に喜んでおられました。
2013年10月21日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。