煙突効果で風が抜ける
10月に入りました。
もうすぐ年末です。
ホラー映画より怖い現実ですが、ゴキブリの方が怖いので、気合い入れて頑張りましょう。
さて、10月最初のブログは、三島市の木造三階建て住宅からです。
自然室温で暮らせる家づくりを目指す「びおハウス」です。
構造見学会の報告をしたと思ったら、大工工事が終了のブログになってしまいました。
すみません…。
こちらは二階のLDK。
手前がキッチンの付く場所です。
大きなサッシの外には、これまた大きなウッドバルコニーが付きます。
こちらは三階。
屋根が片流れで、勾配天井になっています。
天井の上部をみてゆくと、開いているのが何となくお分かりいただけると思います。
その先はロフト。
ロフトへは、ハシゴではなくちゃんと階段で上ります。
以前は階段があると「階」になってしまったので、ロフトは「はしご」で登るというのが定番でしたが、
現在では、天井高が1.4mを越えなければ、階段でもロフトとなります。
その時の法律によって、変わってしまうのはちょっと理不尽も感じないではありませんね。
ロフトに登ると、先ほどの天井の隙間が見えます。
ロフトには窓もあります。
熱い空気は、軽いので、上へ上へと登ります。
家の一番高い所に窓があると、そこから空気は出て行きます。
出た空気の分だけ、外の窓から外の空気が入ってきます。
こうして、風がないときにも家に風の流れが生まれます。
この様な効果を煙突から風が抜ける様なので、「煙突効果」と言います。
空気の重さを利用した換気法なので、「重力換気」とも言います。
ちなみにこのロフトですが、普通の断熱では、夏は暑くて居れたものではありません。
が、屋根には24cmの木質繊維断熱材がぎっしり入っていますので、真夏にもここで昼寝が出来ます!
2013年10月01日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。