本当に涼しいか? 気のせいか?
今朝の富士山、事務所の私の机の窓からです。
夏は、ほぼ雲がかかっていて、富士山の全景を見ることは、まずありません。
(って、地元の人はみんな知ってますけど…)
見えても、空気がかすんで、青白く見えるだけなんですが、今朝の富士山はアップししてみると…
うっすら山肌も見えます。
これが秋から冬にかけては、だんだんくっきり見える様になってきます。
季節は確実に涼しくなってきています。
のはずです…。
はずなのに、どうにも暑い…。
というわけで、昨日の続きで、「自然室温で暮らせる家」を目指す「びおハウス」である、
富士市の平屋のパッシブソーラーの現場です。
社員大工の丸山も、
「あつぃ…」
と、疲れ顔。
「暑いと思うから暑いのだ、気のせいだ!」
と無茶を言って働かせます(笑)。
写真で丸山の顔の先あたりに写っているのが、次世代パッシブソーラー「そよ風」のコントロールパネル。
こんな感じ。
「58」というデジタル表示が読みとれるでしょうか?
これが、写真撮影時の屋根内部の空気の温度。
そよ風システムが、せっせと屋根で熱い空気を排気していますが、それでも午後のピーク時にかけて、まだ温度は上がります。
外気温(日の当たっていない軒下にセンサー有り)を見てみると…、34℃。
暑いですね(汗)。
室温は…32℃。
「ホラ見ろ、2℃も涼しいじゃないか!暑いなんて気のせいだ!」
というのはやはり少々無理があるか…。
体感温度は、気温だけでは決まりません。
周囲の壁面からの輻射熱があるので、四方(壁天井も入れて囲まれた六面)の表面温度と気温の平均値が、体感温度と言いますので、繊維断熱材が熱を伝えていなければ、壁の表面温度は上がらず、涼しい。
はず。
そして、
天窓から熱い空気を逃がす設計なので、重力換気で自然と空気の流れが生まれ、無風より涼しい。
はず。
いや、実際にこの現場に来ると、熱をかなり防いでくれているのが体感出来るのですが、ここでいくら涼しいと言っても、エアコンをかけているわけではないので、文字通りに「涼しい」わけではありません。
どの程度なのか…?
事前にご連絡いただければ、いつでも現場でご説明させていただけます。
※こちら↓は、別の現場でございます。
2013年08月21日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。