静岡KAGUメッセに行ってきました
先日、ツインメッセ静岡で開催中の「静岡KAGUメッセ」に行ってきました。
静岡は、実は家具の歴史が古いんですね。
無垢の家具だけでなく、木を薄ーくスライスして貼り付ける「突き板」の歴史も長いのです。
今回、突き板見学ツアーなるものが開催されたのでそれに参加してきました。
この丸太は、高級家具の材料になるウォールナット(右に置いてある板)の原木。
この丸太、一般の方が買うとしたら、百ウン十万と言ったところです。
これはスライスマシーン。
手前から桧の板を入れると、
するするするぅーっ、
はぃ、一丁あがり。
近年は、スライス技術や接着技術が飛躍的に向上し、
こんな局面にも貼れちゃうのです。
(すごいけど、そんなに欲しくないね…)
お土産に、突き板の折り紙を貰いました。
突き板を和紙に張り付けてあるので破れません。
ウォールナットとヒノキの折り鶴。
家具に関しては、まぁそれなりというか…。
今日本の家具業界は、アジアの安い家具に押され、大苦戦しています。
人件費が安いアジア諸国に、日本のメーカーが現地生産するため、アジアの技術力が向上し、安くて品質もそこそこの家具が大量に入ってくる。
自分で自分の首を絞めた結果なのですが、だからといって、何とかしよう!みたいな覇気が展示会場から全然伝わってこないのが何とも残念なのでした。
(この傾向は数年前から変わらず…)
個人的には、学生さんたちの意欲的な展示がとても新鮮でした。
彼らもこれから厳しい現実に直面し、本当にやりたいことで「食える」のは、ごく一握りだと思いますが、是非頑張っていただきたいです。
ちなみに、今週の土日(8,9日)は一般公開日。
多分即売もあると思います(多分ですけど…)。
興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
【静岡KAGUメッセ】
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。