性能表示の耐震3と構造計算の耐震3
今週は富士市の新築注文住宅現場ばかりでしたが、週末の本日も、やっぱりこちらから。
社員大工の宮崎が仕事をしていますが、大きな窓に囲まれ、更に吹抜けもあるので、宮崎の性格と同じ?で、随分明るいです。
当然ですが、
【明るく開放的な間取り】vs【窓が殆どない壁だらけの間取り】
どっちが地震に強い?
と言われれば、後者です。
明るく開放的な間取りにすればするほど、耐震上は不利です。
じゃぁ、壁だらけの窓の無い家に住みたい?
と言われると、そんなの嫌だなぁ…と思う方が多いかと。
同じ様に、窓を多用するほど断熱上は不利になるわけで、
【明るく開放的にしたい】
からこそ、
【トリプルガラスの樹脂サッシ】
であり、
【許容応力度設計による構造計算】
なのです。
「え?最近の家って耐震等級3は当たり前じゃないんですか?」
そんなことを仰る方も最近は増えました。
地震大国静岡県。
やっぱり皆さん勉強されています。
でも!
本当にそうでしょうか???
上の二枚の画像は、こちらのおたくの構造計算中の、計算ソフトのスクリーンショットを二枚並べました。
画面が小さくて見にくいので、色を加工して違いを明確にしていますが、左は、許容応力度計算で耐震等級3を取得した状態。
つまり、構造計算が終わった状態。
右は、「仮に」構造計算をせずに、住宅品質確保促進法による耐震等級3を取得しようと思った時の状態。
より強い部分の「赤」の壁が少ないですね。
もちろん、壁だけじゃありません。
冒頭の写真でも、吹抜けにバッテンがありますが、こういうのが総合的に検討されているのが構造計算。
そんなお話を、日曜日は現場で解説させていただきます。
まだ午後の部はあいておりますので、お勉強したい方は是非。
2021年03月26日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。