すごいプレカット工場
昨日は、目で「見える」って大事、見て、理解して、本質を知るは、お勉強の基本です。
我田引水の書籍や、無責任なネット記事だけで、知ったつもり、じゃぁいけませんね。
昨年末、「いや?ここはすごいな!」と感心する所に行ってまいりました。
と言っても、静岡の方には、なかなか行けるところではございません。富山県です。
「ウッドリンクラボ」という、プレカット工場が運営する大きな見学施設まで、視察に行ってきました。
この施設は、併設するプレカット工場が運営しており、この工場は、プレウォールというパネル工法も行っているので、耐力壁に対する展示は、一番派手でお金かかってます。
耐力壁とは、文字通り、地震に耐える壁です。
耐力壁には、筋交い(木で斜めのつっかえ棒をする)、合板打ち付け(マクスでは合板ではなくモイス)、そしてこの工場のお勧めのパネル工法の比較が、よーくわかります。
今までも指摘されていましたが、特に熊本地震で問題になったのは、この筋交いが折れる、という現象。
筋交い(筋違と書くのが多分正しい)に大きな節が有ったりすると、規定の強度を大きく下回ります。
また、筋交いは「ツッパリ棒」ですから、反対方向に力が働いた時(引張方向と言います)は、突っ張る方向に力が働いた時(圧縮方向と言います)に比べ、半分くらいしか効かないので、壁倍率2倍(筋交いの強度をこんなふうに言います)をダブルだから4倍というのは、実状に即していないのです。
構造計算では圧縮と引張は、ちゃんと別々に計算しますが、平屋と2階建ての木造住宅では、構造計算はしなくていいという変な法律があります。
ま、話がややこしくなるので次行きましょう。
その他にも、色々分かりやすい展示が。
こちら、断熱材のグラスウール。
実務者向けのマニュアルに必ず図解されているものですが、それを模型にしてくれています。
分かりやすい。
いい加減に施工すると、効果は激減、てことです。
断熱材の種類云々より、【丁寧な施工】これ、何より大事なのです。
だ、か、ら、昨日も書きましたが、構造見学会、大事なんですね。
その他にも、通風の実験装置や、
木と鉄の燃え方など。
まぁ、多少作為的なのはご愛嬌ですけど(笑)。
とても良くできた展示の数々。
私も「見せ方」という点で、大変参考になりました。ありがとうございました。
2017年01月17日
Post by 株式会社 macs
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