地鎮祭でいう「忌み」とは
とある大安吉日、富士市にて地鎮祭が執り行われました。
めっちゃ寒い日でしたが、気を引き締めて武者震い…
というのもあったように思います。
上の写真は「四方祓いの儀」と言いまして、建物(敷地)の四隅を清めているところです。
仏式の地鎮祭というのも時々ありますが、神式の地鎮祭とは、その意味が大きく違います。
仏式の場合は、どちらかというと、
「この地に家を建てられることになったのはご先祖様のおかげです」
と祖先に感謝することです。
神式の場合は、
「この土地に家を建てることを許可して下さいませ」
と神様に許していただく、と言う意味合いが強いです。
人間にとっては、神様は怖れ崇める存在なんですね。
最近では、地鎮祭で行う事はまずありませんが、「なおらい」と言う言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
「なおらい」は、「直会」と書きます。
直会とは、地鎮祭に限らず、神事(祭祀:さいし)の後に行われる、お神酒(おみき)とともに、神饌(しんせん:お供え物・お食事)をいただく食事会(儀式)です。
神主さんによれば、直るというのは、神事の前に、自分の体を清めら状態から、普段の状態に戻るから、直る、と言うそうです。
地方の伝統的なお祭り(まさに祭祀)の場合、参加する男衆は、一定期間、一箇所に寝泊まりし、肉や酒を断ち、女性にも会わず、身体を清める、などという風習が残っていることがあります。
神事の場合、穢れ(けがれ)=不浄の状態を嫌い、その穢れを祓う、という意味合いが強いですね。
ですから、地鎮祭の定番の、鍬で砂の山を崩すあれ、「鍬入れの儀」、とか「穿ち初めの儀」と言いますが、
「草刈り初めの儀」を「忌鎌」で、
「鍬入れの儀」を「忌鍬」で、
「鋤入れの儀」を「忌鋤」で、
それぞれ、砂山=「忌砂」で行います。
忌は斎の字を当てることもありますが、いずれも「いみ」と読みます。
穢れを祓う道具、なんですね。
この日一番、穢れを祓ってくれたのは彼だな…。
よく頑張りました(笑)。
あとはおじちゃんたちに任せろっ!
あったかいおうち、つくってあげるからね!
2021年01月13日
Post by 株式会社 macs
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