広島出張3 オタフクソース
広島出張報告最終日です。
広島と言えば、安芸の宮島。
でも、厳島神社は、以前ブログに書いたことがあるのでスルーしましょう。
今回広島に行ってきたのは、一昨日少し書きましたが、全国の工務店のお勉強団体「町の工務店ネット」の運営委員会に参加するためでした。
運営委員は、一昨日ご紹介した、アーキテクトビルダーの沖田さん。
それから、同じくアーキテクトビルダーとして全国に名を馳せる、熊本の水田さん。
そして、私ともう一人、愛知の石原さん。
石原さんは、イシハラスタイルという設計事務所にも技術系工務店にも見える謎の(笑)工務店をされています。
今でこそ笑い話ですが、町の工務店ネット代表の小池さんが、ビックサイトで建材展に合わせて複数のミニセミナーを企画し、前述の沖田さんや水田さんの「アーキテクトビルダーと語る」のようなコマとぶつけるように、私と石原さんを「発展途上工務店参上!」という謎のタイトルのコマでトークセッションをさせられた?ことがあります。
小池代表としては、これからの成長に注目の工務店、という温かい気持ちで付けてくれたタイトルなんですが…。
石原さんとは、
「僕らの話聞きに、人なんて来るんかいね…?」
と言っていたら、建材展最終日に台風が直撃。
建材展見学者はもちろん、出展者まで時間を早めて逃げ出すと言う中、ガラガラのセミナー会場で、
「いつか先進国の奴らに一泡吹かせてやろう!」
と、誓ったのでした(笑)。
こちらは、以前見学会にお邪魔した、そのイシハラスタイルさんの家。
うーん、かっこいい。
石原さんにオイテケボリにされないように、頑張らなくっちゃ!
でもですね、見てくださいませ。
先進国の二人と、先進国を猛追中の途上国の人。
大事な会議を終えたら、もう、グデグデ…。
最後まで真面目な私なのでした(笑)。
さて、そんなどーでも良い前振りが長すぎました。
広島出張最終回は、こちら!
何じゃこりゃ???
これは、「Wood Egg お好み焼館」という、オタフクソースの博物館です。
設計は、広島の英雄、建築家の三分一博志氏。
なんだかすごいぞ。
外皮は木のルーバーで囲まれています。
しかも、すごい丁寧な仕事してある。
こんな足場の悪いところで…、大工さん泣かせの建築ですな…。
この木はセランカンバツ。
南洋材で、昔はよくトラックの荷台とか船の甲板とかだったんですが、違法伐採がひどく、現在はほとんど手に入りません。
広島の木で作って欲しかったなぁ…。
風変わりな建物を外から見てさっさと帰ろうと思っていたのですが、中に入ってびっくり、意外におもしろい!
こんな昔の風景が、ものすごくディテールにこだわって作られています。
あと、これ。
なぁーんだ???
もちろん、私も知りませんでしたが、これは、デーツという果実で、ナツメヤシの実。
この果実の甘さが、オタフクソースの味の決め手なんだそうです。
世界的に見ると、とても大事な果実らしく、聖書にも登場する神聖な果実なんですって。
家に持って帰って、家族に味見させましたが、みんな微妙な顔をしておりました(笑)。
しっかし、ソース屋さんが、こんな博物館を建てちゃうなんて、広島の人はどんだけお好み焼きが好きなんだ、と思いました。
でも、沖田さんに連れて行っていただいた、広島風お好み焼きを食べて納得。
広島風は「初」でしたが、なるほどおいしい…。
私のブログは食べ物ネタは自主規制がかかっておりましたが、本日は特別に写真掲載いたしましたとさ。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。