アジアンな設計事務所
先日、知り合いの設計事務所さんのお仕事を見せていただきに、岡崎に行って参りました。
その訪問記でございます。
空襲をまぬがれたこのあたりは、風情のある町並みが残っていて素敵な雰囲気を醸し出していました。
で、伺ったのは、幸設計建築さん。
ん? どこ?
ん? そこ?
ビルの隙間を抜けると…
Ohーっ! アジアーン!
リビングとキッチンの天板はアフリカ原産の豆科の大木「ブビンガ」ですな。
ブビンガは近年欅の大木が取れなくなってきたので、和太鼓の大太鼓にも使われているそうです。
そんな豆知識(豆科の木だけにぃ)はさておき、
この事務所、ただならぬ雰囲気…。
事務所の代表である奥野さんのお祖父さんお祖母さんが住んでいた古い木造住宅を、大胆不敵にリフォームしてしまったのだそうです。
リフォームのテイストは、奥野さんご自身が愛してやまないアジアンリゾート建築。
極めつけは…
リビングバス!
Ohーっ! アジアーン!
アジアン”調”でも、アジアン”風”でもなく、アジアーン!
ここまで突き抜けるリフォームは凄いです。
もう完全に脱帽。
先日、
「リノベとは、耐震性・断熱性を建てた当初より向上し、耐用年数も考慮し…」
などとたれてしまいましたが、
「思い出の建物を自分好みのテイストにとことんこだわって…」
というこのリフォーム工事も、建てた当初より自分が愛する建物にするんだから、これも立派なリノベーションだよな…と妙に関心。
でも、そこはプロですから。
耐震性も無く、地震が来たらアウト、そして、断熱性も無く、冬は暖房しても10度ちょっとにしかならない、というこのリフォーム、お客様から頼まれても、自らの持ち物だからやるんであって、こんな事しちゃダメ!と、きっぱり断っちゃうんだそうで、なんと潔い男前なんでしょう…。
(あ、代表の奥野さん女性ね)
にしても!
このお風呂はアルナシで言ったら、無しでしょ、と思ったのですが、そのへんはちょっとイタイ私、
「入って良い?入って良い?」
奥野さん、
「どうぞ、入んな入んな」
ってノリノリ。
というわけで…
あ”ーーーーっ!!
やばい、気持ちいぃ!
アリです。
アリです、このお風呂。
リビングバスって、もぅ、リゾートっす、くつろぐっす(笑)。
凄いです、オクノワールド。
というわけで、奥野さんと一緒に、ミニ建物探訪、まだまだ続きます。
お楽しみに!
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。