天窓の水漏れとメーカーの製造物責任
こちら、ロフトの天窓です。
みんなでゴソゴソ…。
何をやっているかと申しますと、サッシメーカーのリクシルから、営業やら品質保証の者やら職人やら、ぞろぞろとお邪魔させていただき、天窓の交換作業をしております。
なぜに、交換…?
「雨が漏っている???」
お客様からのご相談に、大工と職人と分解したり水をかけたり、何度も何度も調査したのですが、原因がわからず…。
最終的に、結論として、ガラス面に結露した水が、本来室外に排出される設計上の経路に行ききらずに、室内に垂れて来てしまうことが原因であると、判明しました。
上の写真は、霧吹きで水をかけ、結露を再現した所、
「あ、室内に出てきちゃう…」
というのが判明した写真です。
写真や動画まで撮って、
「施工要領書に従って工事しているのに結露水が室内に垂れてくるのはおかしい!」
再三の販売店からの申立に、ようやくメーカーが重い腰を上げた…
というのが、この日の出来事でした。
リクシルだけを悪者にするつもりはないのですが、どのサッシメーカーにしろ、サッシだけでなく、太陽光発電や塗料メーカー、業界問わず、メーカーは「責任を持って対処します!」という気概が、甚だしく低い、低すぎる、そう常々思っております。
PL法というものがありますが、この法律に則った保険を使うと、保険料がものすごく高くなっちゃうので、どこのメーカーも使いたくないんですって。
だから、なんとしても、なんなら「法務部」という部署まで作って法律を振りかざし、全身全霊をかけて責任逃れをする…。
なんか、池井戸潤の小説みたいですが、ほんと、そんなケース、めちゃめちゃ多いです。
現場では、販売店も、実際に施工する職人も、我々工務店も、
「最終的には自分の責任…」
というつもりで、とにかくお客様に御迷惑をおかけしないように…と頑張っています。
そんな気持ちを、メーカーも、少しは持ってもらいたい。
不具合は不具合として認め、ものづくりにフィードバックする。
それじゃなきゃ、本当にいい製品なんて、出来っこないんですから。
そんな本気で作った家々…、見せてもらいに行きませんか?
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