動かないなら、動かしてみせよう照明器具
週の終わりに、マクスのモデルハウス『冨嶽町家(ふがくまちや)』からもう一題。
自然室温で暮らせることを目指す『びおハウス』でございます。
フランスの建築家であり、デザイナーでもある、ジャン・プルーヴェ。
そのプルーヴェが考案した家具や照明器具は、世界中で愛されており、アンティークには、プレミアが付いて、何百万とか、一千万超えも珍しくないとか…。
プルーヴェと言えば有名なのが、ポテンスランプ。
ポテンスとは、ランタンを吊す腕木のことだそうです。
本物は、何十万もするんで、ここはひとつ、リプロダクト品で。
(今週は盗作やバッタモンねたが…)
ポテンスランプは、左右に首を振ることが出来ます。
ですが、二人でディナーの時には、ぐっと下げてテーブルの直上に、パーティーの時には邪魔だから上の方に、とか、出来たらいいのに構造上それは出来ません(結構重いし)。
『無いものは作る!』
これが量産メーカーと物づくり工務店の違いでしょ!
と頭をひねってみました。
カチカチカチ…っと?
9段階に高さを変えられるようにしました。
こんな感じで、現場で考えながら絵を描き、事務所に戻ってパソコンで図面を書いて、鍛冶屋さんに発注、留め金は、真鍮製のアレ(写真の青い丸のアップ)。
そう、電車の窓の高さを調整する留め金です。
地味な工夫ですが、モデルハウスがオープンしたら、是非見ていただきたいですね。
2016年06月03日
Post by 株式会社 macs
カテゴリー:社長ブログ, ☆model house 冨嶽町家
About Me

鈴木克彦
株式会社マクス 代表取締役
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。