- 2011.05.12 木曜日
- 富士宮市で進行中の長期優良住宅先導事業の家です。
次世代パッシブソーラーそよ風も搭載です。
本日も引き続き、
【地震に負けない強い基礎+白蟻対策もバッチリの強い基礎】
をテーマに、連続でご紹介して参ります。
さて、昨日最後にご紹介した写真に写っていた白い物体。
これこそ、住宅の耐久性を高める秘密兵器、断熱型枠です。
現場監督の城内が打ち合わせした通りに、工場でカットされた部材が納入され、それを現場で弊社大工が組み立てて行きます。
この断熱型枠が何故住宅の耐久性を高めるのか?
一つ目に、
床下断熱&パッシブソーラーで、一年中、床下を室内と同じ、乾いた環境下にすることが出来るので、カビ・腐り・白蟻被害から建物を守れる。
二つ目に、
この断熱型枠を使うことで、基礎の一体打ちが出来るので、非常に強固な基礎と出来る。
(これについては言葉でご説明しにくいので明日詳しく…)
三つ目に、
継ぎ目のない一体打ちの基礎を作れるので、継ぎ目からシロアリが入ってくることを完全に防げる。
三つ目の、継ぎ目からのシロアリの侵入に関しては、以前のブログ、
「シロアリはこんな所からも入ってくる」
をご覧下さい。
継ぎ目というのは、基礎のコンクリートの打設の際に生まれる可能性がある微細な空隙のことを差します。
この写真は、弊社の以前の仕様の基礎です。
ベタ基礎の底版部分をまず打設してから、立ち上がり部分の型枠を施工して、立ち上がり部分のコンクリートを打設する、
という様に、コンクリートの打設が2工程になっているのがお分かりいただけると思います。
この2工程の間の打設時に生まれる空隙から、運悪くシロアリが侵入する危険性がある、というのを以前のブログで写真入りでご紹介させていただいたわけです。
もちろん、空隙:穴があるからと言って、シロアリが常に入ってくるわけではありませんが、住宅の長寿命化を目指す以上、やっておけることは完璧にしておきたいものです。
また、シロアリの基礎からの侵入に対して加筆すれば、
一つの目の、断熱型枠=基礎断熱の場合、基礎の外側の断熱材自身を食い破りながらシロアリが上がってくる事も問題視されています。
これに対しては、外側の断熱型枠に防蟻性能を持たせていますが、
この様に、断熱型枠自身の端部にアルミ製の“シロアリ返し”を設けることで、その進入経路を断っています。
以上の【断熱型枠による基礎の一体打ち】が、二つ目の対シロアリ防波堤です。
明日に続きます。
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