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先導モデルの基礎 後編

富士市の長期優良住宅先導モデルの家です。

国から200万円の補助金が貰えるくらい、新基準である長期優良住宅をさらに先導して行くようなモデルの、長期優良住宅先導モデル、というわけですが、どこがどう先導的なのか、少しずつご紹介させていただこうと思っております。

というわけで昨日の続きです。

s-091127 (1).jpg

コンクリートの打設風景です。
昨日書きましたように、ベースと立ち上がりの一体打設のため、立ち上がり部からコンクリートを流し込み、ベース部分に溢れてきたのを平らにならす様に打設して行きます。

ベース部分から打つと、立ち上がり部分にコンクリートを打つ際に、ベース部分に再び溢れてきてしまうからで、この辺の加減がなかなか難しいところです。

この長期優良住宅先導モデルの基礎の設計強度は30N/mm2(ニュートン/平方ミリ)。

通常の基礎は21Nですから、基礎屋に30Nと伝えた際、
「さっ、さんじゅう? マジですか?」
と聞かれました(笑)。

ま、それくらい高強度のコンクリ-トです。
日本建築学会の100年コンクリートという基準に準じておりまして、立ち上がりの幅15cm、ベース(耐圧盤)の厚さが18cmあります。

昨日も書いたとおり、正直ややオーバースペック気味と感じなくもない…。

でも、
鉄筋コンクリートが生まれてまだ140年。
ちなみに強度が計算された集成材は100年。
きちんと計算されて作られたはずの高速道路の鉄筋コンクリートの橋脚は、ご存じの通り、たった40年とかで老朽化で莫大な予算を投じて、補修・補強がされています。

長期優良住宅は、最初200年住宅と呼ばれていました。
「ホントに200年も持つんかい?」
と言う批判に、
【200年】
  ↓
【超長期】
  ↓
【長期優良】
と名前を変えてしまいましたが、長持ちさせることを第一に目指す長期優良住宅のさらに、先導的なモデルなのですから、今出来る最高のことをしておく、という考え方から、この様な基礎になっているわけです。


同時に、というか、むしろ、と言いましょうか、
昨日は、狙いは別に…と書きました。

それを少々。

s-091127 (4).jpg

模式図ですが、ベタ基礎の断面と思って下さい。

通常の基礎の場合(上)、ベタ基礎のベース部分と、立ち上がり部分の打ち継ぎ部が出来ます。

シロアリ(模式図では白い点)は、人間の想像を遥かに超えて気合いが入っており、この部分の僅かな隙間を見つけ、時に弱い部分を噛み砕いて穴を開け、侵入してくる例があります。

だから、この打ち継ぎを無くし、物理的な侵入路を断つ、
と言うことです。


通常、仮に打ち継ぎ部から侵入しようとしても、蟻道が出来るので、花壇で隠してしまわない限り、目視で発見可能ですが、基礎断熱を施すと、蟻道が見えない。

基礎断熱の発泡系断熱材など簡単に食い破って入ってきます。

ですから、通常下記のように防蟻剤入りの断熱材で施工します。
基礎断熱工事(2):現場監督日記 宮川監督のブログより
シロアリ防御機能を持つ断熱材:メーカーページ


で、今回使用した断熱材も、同様にホウ酸系の防蟻剤が入ると同時に、

s-091127 (2).jpg

断熱型枠の外側最上部を見て下さい。

s-091127.jpg

この様なアルミ製のネズミ返しならぬシロアリ返し付きです。
(先程の模式図の赤い部分)


そしてもう一つの利点。

s-091127 (3).jpg

この様に柱や土台と結ぶアンカーボルトやホールダウン金物という金物などを、しっかりと固定しておいてからコンクリートを打設するため、精度も強度もしっかり取れます。

なかなか先導的な基礎だと思いません?


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