- 2011.05.13 金曜日
- 富士宮市で進行中の長期優良住宅先導事業の家です。
次世代パッシブソーラーそよ風も搭載です。
今週は、
【地震に負けない強い基礎+白蟻対策もバッチリの強い基礎】
をテーマに、連続でご紹介して参りましたが、基礎に関しては最終回です。
ではさっそく、本日は昨日ご紹介しきれなかった、基礎の一体打ちの作業風景を、動画を交えてご紹介致します。
ポンプ圧送車も現場に入り、コンクリートの打設が始まりました。
今週何回かご紹介した地中梁にも、まずはコンクリートが流されます。
外周部の地中梁状の部分にも、同様に、コンクリートが流されていきます。
図示すると、今はこの部分です。
次いで、基礎の立ち上がり部分に、半分ほどコンクリートが流されます。
昨日ご紹介した通り、基礎は底版と立ち上がりの一体打ち=一発打ちですから、型枠は宙に浮かせてあります。
断熱型枠は18cm浮かせてあるので、底版は18cmの厚く強固な版となります。
流し込んだコンクリートが、下からはみ出しているのがお分かりいただけると思います。
これで、底版と立ち上がりが一体で繋がるわけです。
さらに、
基礎の立ち上がり部分、
一度に流し込むと、下側からみんな流れ出てしまいますので、この様に手間はかかりますが、順番に、徐々にコンクリートの打設を行います。
ちなみに、二つ上の写真で、手前の職人が、基礎の天端を鏝で押さえながら、同時に土台固定用のアンカーボルトを施工しているのが見えます。
(動画だと良く分かります)
これは一般に“田植え式”と言って悪く言われます。
理由は、アンカーボルトを“田植え”のように差し込む際にコンクリートに空隙が出来てしまいがちだからです。
全ての土台アンカーを、あらかじめ固定しておけば良いのですが(実際今まではそのようにしておりましたが)、一体打ちでは上記のように何回にも分けてコンクリを流し込んで行くために、アンカーを先に固定しておくと、コンクリートをキレイに流し込みにくくなり、これは本末転倒だと思って、田植え式にしております。
田植え式は、打設後に無理に差し込んだりすると、固まり始めたコンクリを壊してしまいます。
ですから、この様に打設と同時並行でセッティングすることで、田植え式でも何ら問題なくアンカーボルトを固定出来ると判断しています。
もちろん、土台用のアンカーボルトより遙かに大きく、設置場所の精度も求められるホールダウンアンカーは、
打設前にしっかり固定しています。
作業に戻りましょう。
ようやく、最後の底版部分まで来ました。
とっても強固な基礎が出来て行きます!
まとめは動画でどうぞ。
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