パッシブソーラーのデメリット
気がつくと2月も中盤。
今月は決算だし、やらなきゃならないこと満載だし、もう、失踪しちゃおうかなぁ…。
とか言ってる場合じゃありません。
気合です。
この土日も、四組のお客様とお話させていただきました。
忙しいということはありがたいことでございます。
で、モデルハウスを見学される方は、二階に登ると「これ、何?」となります。
上の写真の指差しているところですね。
はぃ、これはスカイデッキに出て、屋根の上を見るとわかります。
そう、パッシブソーラーシステムの一部です。
冬の間は、屋根で暖められた空気を、ダクトを使って床下に運びます。
自然の力を利用した床暖房、みたいなものですね。
でも、何事もそうですが、メリットとデメリットがございます。
たった裸電球一個の電気で家全体を温めるこのシステム、とてもエコで素晴らしいのですが、私が最大のデメリットと考えているのが、冬の過乾燥。
住宅って、人が暮らしていると、結構な水蒸気が毎日家の中にまかれます。
・炊事
・食器洗い
・洗濯
・お風呂
・観葉植物
そして、人間自身からも、呼吸や体から発生。
もし開放型の石油ファンヒーターなんか使っていれば(新築では使っちゃ駄目ですが)、灯油の燃焼でも大量の水蒸気が出ますし、室内干しでももちろん。
ファンヒーターなしでも、なんと、四人家族で、一日一升瓶5本分くらい、室内干しするとさらに5本くらいの水蒸気が「毎日」出ると言われています。
もちろん、換気扇を回して排出もされるわけですが。
一方モデルハウス。
・誰も住んでない。
・平日は何の活動もしていない。
のに、晴れた日は毎日(ありがたいことに太平洋側はほぼ毎日晴れ)、せっせとパッシブソーラーが外の空気を室内に取り込みます。
この時期の外の空気は、乾燥注意報が出るくらいカラカラに乾いていますから、モデルハウスの湿度は、30%を切る異常事態。
結果…
おーのーっ!
床が乾燥収縮して隙間だらけ。
ちなみにこの床板は北海道産のナラ。
夏は湿気を吸ってパッツンパッツンに膨らんでいたので、乾燥が不十分な材料だったわけではございません。
寝室の杉の厚板や二階の桧の板はこんなことにはなっていないので、やっぱり広葉樹は暴れるんですよね…。
よーし、壁の珪藻土に霧吹きをかけて、湿度の調整!
自然素材だからこそ出来るアラワザ。
シュッ
シュッ
シュッ
シュッ
わーぁぃ、お絵描きできたー!
って言ってる場合か。
ノリツッコミ下手すぎ。
デザインが前から気に入っていた、加湿器の『cado』を買っちゃいました。
あれ?全体が写った写真がない…。
ツメも甘すぎ…。
2017年02月13日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。