モルタル造形の表札 2
昨日のモルタル造形の記事の続きです。
専用塗料で塗り塗り…。
はぃ、完成。
ブログだとあっという間だなぁ…。
今回、富士市にマイホームを建てられたお客様が、工事中から迷いに迷い、夜な夜なネットサーフィンしてゲットした南部鉄器のポストが左側。
それにデザインを合わせて、私がモルタル造形で製作しました。
でも、ちょっと、「塗りました感」全開と言いましょうか。
こういうのは、適度な「ヤレ感」というか、「風化した感じ」がオシャレだと私は思うわけです。
上記の左側は、銅のまち、富山県の高岡市に行った際に見た、銅の鋳物の看板です。
そして右側は、大阪のUSJで見かけたプレート。
今回のお客様のポストは鉄なのですが、このグリーンの塗装が、緑青(ろくしょうと読みます)に近かったので、僕の中で、上記の銅のプレートのイメージができました。
銅は、10円玉ですね。
銅は酸化の過程で、くすんだ金色から、焦げ茶になり、その後、独特の緑色になります。
これを緑青と言います。
純和風の銅板葺きの屋根が、このような変化を辿ります。
本物は、上の写真左のような風合いになるんですね。
(多分、USJの方は塗装でその風合いを出しています)
今回、表札をモルタルで作りましたが、あくまで造形なので、「本物っぽく見える」のが命です。
銅の鋳物っぽく見せたいので、本当は、上記の表札のような「よごし」(モルタ造形では「エイジング塗装」と言います)をしたいのー!
とお客様にお願い。
僕の目から断りにくいビームでも出ていたのか、お客様から、「社長に任せた」と言っていただきましたので、エイジングを施す。
はぃ、完成。
表札なので名前をお見せ出来ないのが残念ですが、いい感じに風合いが出ました。
新品のポストにも(笑)。
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。