跳ね出し梁で心臓が飛び出したお話
Vol. 3,694
おはようございます。
頑丈であったかい家を作るマクス
社長の鈴木です。
「東京では、若者対象接種に朝から大行列」
というニュースを見ました。
若者も大部分は、
自分の今と未来を真剣に考えて行動してますよね。
若者だって、アホなのはごく一部。
オヤヂにも、キャバクラに出かけるアホはいる。
って政治家にもいるなぁ…情けない…。
大学一年の長男坊に聞くと、
入学以来、クラス会などのコンパは
一度も開かれていないと言うから、
可愛そう…と思うと同時に、
みんな真面目なんだな…と思う次第です。
そんな長男坊、夏休み中で帰省していますが
建築学科なのでアルバイトさせました。
そう、やっと、やっとだ!
雨で延期されていたマクスの新しいモデルハウス
【小泉町家】ようやく、上棟できました!
マクスの若者、社員大工の康佑も
「この現場はリーダーのつもりで頑張れ!」
の命のもと、頑張りました。
マクスの住宅は、
梁には基本、無垢の天竜杉を使います。
しかし、
構造計算によって杉だと強度が足りない部分は
上の写真のように集成材を使います。
このモデルハウスは、1階よりも2階が大きい、
つまり部分的に2階が跳ね出しています。
そこには大きな力がかかるため、杉では強度不足。
構造計算の結果「E150」というとても強度が高い
ベイマツの集成材の梁を何本も用いました。
これがその跳ね出し部分。
「茶臼」という接合部で、
柱を使わずに梁を宙で受ける形にします。
お茶を挽く石臼は、
下側の土台の突起に上の回すパーツが乗る構造。
これと似た加工なので「茶臼」という呼び名です。
茶臼で一番左の梁が受けられました。
上から見ると、
赤い部分が跳ね出している二階の床です。
うん、上手に、ガッチリと収まった!
しっかし、とにかく暑かった…。
灼熱地獄…。
雨も辛いけど、カンカン照りの上棟も辛いです。
長男坊も建築の大変さがわかったことでしょう。
そして、身も心もすり減らした社員大工の康佑。
灰のようになっていました…。
「若いくせにしゃきっとしろっ!」
と私は笑ったのですが…
これら跳ね出しに使った高強度のベイマツ集成梁、
今はウッドショックで、どこ探しても売ってない。
それを見越して、
何ヶ月も前から先に発注しておいたのですが、
先ほど材木屋から来た明細を見て、
目玉と心臓が飛び出しました。
い、い、いつもの倍以上じゃねーか!!!
一本10万円以上て!
はぁ?
オーマイガー!!!
2021年08月28日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。