ベランダのFRP防水で見落とされる大事な所
今度の日曜日は構造見学会ですので、その現場の富士市のお宅から本日は動画でアップでございます。
二階のベランダは屋根がかかっているので雨の心配はそんなにいらないのですが、それでも、防水は住宅でいちばん大事な部分。
しっかりやらなければなりません。
というわけでFRP防水工事中。
GFRPとCFRPなどと分けて言われることがありますが、グラスファイバー強化プラスチック防水、カーボンファイバー強化プラスチック防水、ってことですね。
これはガラス繊維、つまりグラスファイバー。GFRP。
このガラス繊維のシートを貼り付けて、
上からローラーでプラスチック樹脂を塗り塗りしてあげると、FRP防水の完成です。
動画だと、より分かりやすいと思います。
で、動画の最後に、
「どんなに防水が完璧でも、完璧なほど、その下の構造の湿気対策が大事」
というようなことを書いております。
どういうことか?
こちらの現場で上手な写真がないので、別の現場の写真をご紹介しますと、
例えばこの大きなFRP防水のバルコニー。
下地の段階では…
こんな感じ。
桧の桟は段々と高さが変わって、この上の下地材が斜面になるようになっているのですが、大事なのは、その桟木に沢山の空気抜き穴が空いていること。
ここを通って、空気と一緒に湿気が抜けるようになっているわけです。
これを考えておかないと、防水を完璧にしたら、下地が腐った…
という笑えない現実に陥ります。
というわけで、大事な部分は構造にあり!
一生に一度の大切な家づくり。
少し時間を使ってでも、構造見学会でお勉強してみませんか?
今度の日曜日の13日。午後の部のみまだ受付中です。
2021年06月10日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。