断熱性が高いとエアコンの冷房も効く
昨日は、動画でエアコンの暖房のお話をご紹介させていただきましたが、実は、断熱性が高いと、エアコンの冷房も、めっちゃ効く、というお話を、富士宮市の新築注文住宅の現場からお届けいたします。
こちら、二階の写真。
エアコンの話ではありませんが、正面の木の下地、これは寝室(手前)と将来子供部屋になるホール(奥)とを間仕切る壁の下地です。
でも、普通の壁の作り方とちょと違うのは、青の矢印の通り、天井と床を先に作っています。
それから壁下地を作っています。
すると、いいことがあります。
子供が個室を必要とするのは、せいぜい中高の6年位ですし、就職とか大学に行けば出ていってしまいます。
そんな家族の形態の変化で、柔軟にリフォームできること、これすごく大事です。
上の写真の壁は、耐力壁でもなんでも無い、つまり構造とは無関係なので、将来の間取りの変更が自由なのです。
こういう考え方を、構造(スケルトン)と内装(インフィル)を明確に分ける:「スケルトン・インフィル」と言います。
反対側から引いてみると、右側に見えるバッテン=筋違い(スジカイ)ですが、そこの壁とは違う、ということですね。
で、奥にある扇風機と、そして、まだ工事中なのに…
エアコン!
現場で働く大工たちの熱中症対策です。
(なんてスタッフ想いの社長なんだろう…誰も言ってくれないけど…)
こちらのお宅は、約、2階が29畳、1階が29畳、合計58畳あります。
でも、実はこのエアコン、一番安いシリーズの一番小さいエアコン。冷房6畳用。
さすがに、まだ工事中で、すだれも緑のカーテンも何もない、つまり日射遮蔽をしていないので、午前中結構な日射が有るため、この一台でキンキンに冷える、なんてことはありませんが、2階は、かなり涼しいですし、階段部分(まだただの落とし穴)を通して降りてくる冷気で、1階も、猛暑でも全然平気なくらい涼しいです。
先日、お引渡しして数ヶ月のお施主様とお電話しましたが、
「29℃の設定でもすごく涼しくて、本当にびっくりしている!」
とのことでした。
はぁーぃ、そういうこと!なんです(笑)。
2020年08月25日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。