小山町で新築住宅上棟-2
昨日の続きで、小山町の上棟作業の様子をご紹介させていただきます。
昨日は、上棟時のお施主様の楽しげな様子をご紹介させていただきましたが、家づくりはイメージで語ってはいけません。
「楽しい」「わくわく」
これはとっても大事ですが、作り手のしっかりした基本性能あってこそ、これ、当然です。
なので本日は、上棟時の細々したことなどをご紹介です。
二日間の作業で、建物の形が見えてきました。
軒が深く、我ながらかっこいいと思います。
もちろん!かっこいいだけじゃダメ。
構造材は、天竜桧の柱と、天竜杉の梁。
上の写真は天竜杉の梁。年輪が詰んでいて、とても良い梁です。
構造計算によって、杉では強度不足の部分は一部米松を、外部に使うので耐久性をもたせたいところは一部桧を、と使い分けています。
梁の使い分けは、全て許容応力度設計による構造計算で求めた結果なのですが、構造計算で接合部の金物も全て導き出されます。
間違いがないように、現場監督の城内がテキパキと指示を出しながら、自らも作業に入ります。
社員大工の丸山は地震に耐える耐力壁を施工中。
釘のピッチが計算上、外周部75mm間隔となっているので作業が面倒ですが、きっちり施工です。
設計スタッフの井手にも、少しだけ手伝いをさせました。
現場が分かってこそ、建築士は図面が書けるのです。
富山から修行中のアシストプラスアルファ御曹司、沢本勇太も一生懸命作業中。
やっているのは、ウレタン発泡断熱材。
金物を取り付けるための穴は、熱橋と言って、小さいけど熱の通り道になりますから、発泡断熱でしっかりと断熱します。
断熱と言えば、こちらは基礎断熱。
立上りが幅100mmで土台の半分まで、スカート部分は幅50mmで1m。
そして、屋根はいつもの木質繊維断熱材を二層で24cm。
施工はとっても大変ですが、温暖な静岡県の中でも、寒い地域である小山町において、暖かく暮らすために、とっても大事な部分です。
この様に、完成すると見えなくなる部分は、勉強して知る必要があります。
勉強会【家づくり教室】で正しい知識を身に着けましょう!
湯布珪藻土の良さと、施工と補修のノウハウを習得、さらに広島お好み焼きも食べよう!
2017年08月09日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。