BLOG 見学会3
本日は連続三日目、ブログ上完成見学会最終回でございます。
富士宮市の新築住宅、「薪ストーブのある大屋根の家」です。
「自然室温で暮らせる事を目指すびおハウス」です。
本日は、昨日の様にパッと見「かわい?」ではななく、皆さんお気付きでないけど苦労した所など。
リビングです。
ここで苦労したのは階段の手摺り。
こんな断面で、傾いています。
この手摺りは、建築家の秋山東一先生のコラムを見ながら、あーでもないこーでもないと考えました。
すごくシンプルなのですが、傾いて斜めに上る手摺りを、さらに斜めに受けるブラケット、となると、取り合い部分の斜めさといったら、それはもう斜めで…。
図面も現場も大いに混乱。
大変でしたがきれいに納まりました。
納まってしまうと、そんな苦労など無かったかのように、気持ち良く手になじみます。
めでたしめでたし。
次はウッドデッキ。
このデッキは、毎度の事ですが、桧を加工し、組み立て可能な状態にしてから、釜で防腐剤を加圧注入、その後組み立てて、撥水塗料を塗る、というとっても面倒な行程を経ています。
出来てしまうとそんな事など全く分かりませんが、長持ちするかしないかは、雲泥の差が出ます。
ま、そんな苦労は建てる側がすればいいわけで、住まい手さんは、このデッキの気持ちよさを満喫していただければそれでOK牧場。
ご参加いただいた方が、ちょうど良いモデルさん的にくつろいでいただいたので一枚、いただきました(笑)。
というわけで、完成見学会終了です。
植栽工事が終わっていればなお良かったですが、こちらの土地は、巨大霜柱が降りる寒いところ。
この時期の植栽工事は不可能なので、
「木が植わるとこんなにイメージが変わる」
という写真を、また後日アップさせていただこうと思います。お楽しみに。
昨日もご紹介しましたが、古道具には、新しい物には出せない、何ともいえない味わいがあります。
こちらの建物の外壁は本物の木(防火処理されたウエスタンレッドシーダー)。
時が経つほど美しくなってくれるでしょう。
この様なお仕事をさせていただきましたお施主様に、感謝です。
ありがとうございました。今後とも宜しくお願い申し上げます。
2015年01月22日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。