2014薪ストーブ煙突掃除6
まだ、薪ストーブの煙突掃除ネタで引っ張ってみましょう(笑)。
ちょっと腰が引けてます。
このお宅の煙突は、途中で曲がって室内に繋がっており、その曲がっている部分は掃除用に下側が外れるようになっていますので、
この様に、下に光が見え、煙突内が明るいので良く見えます。
それにしても、全然汚れていません。
それもそのはず。
室内で薪ストーブの天版を外して掃除していますが、矢印部分の大事な物がダメになり、昨シーズンはあまり燃さなかったとのこと。
その大事な部分とは…。
別のお宅で見てみましょう。
天版を開けるとこんな感じになっています。
同じく矢印を付けてみました。
この部分は非常に柔らかい素材で出来ているので、ブラシ付の掃除機で、そーっと、そーっとキレイにして、生まれたての赤ちゃんの足を持ち上げる様に取り外すと…、
見えるのがこれ。
触媒です。
この二軒のお宅の薪ストーブは、触媒方式と言って、触媒の力を借りて二次燃焼をさせます。
二次燃焼は、平たく言えば、燃やして出た煙をさらに燃やす、みたいなイメージです。
この触媒は消耗品で5?8年くらいで交換です。
高温にしすぎたりすると寿命が短くなります。
ダメになってくると、二次燃焼が上手く行かず、煙が出やすくなり、燃焼温度も上がらないので、ドラフト(煙突内の上昇気流)が得られず、風が吹くと室内へ煙が逆流しやすくなります。
そんな面倒くさい燃焼方式なら、触媒方式はダメじゃん、
となるのですが、この触媒方式のメリットは、燃焼温度が低めのうちから二次燃焼が始まるので、煙が少なく、住宅が集中する部分では隣家への迷惑が少ないのです。
二次燃焼してしまえば、煙突から煙や臭いはほとんど無いのですが、二次燃焼するまで、そして薪を追加したときなどは、煙が出やすいのも事実。
土日の日中など、洗濯物や布団を干しているような晴れた日中には、寒いからと言って薪ストーブを安易に使わない、と言った近隣への気遣いは、やっぱり必要ですね。
2014年10月21日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。