枕木の階段
富士宮市の新築住宅です。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
薪ストーブを楽しむこのお宅、今月19(土)20(日)が完成見学会ですので、それまで現場の様子を小出しでご紹介して参ります。
先週末のブログで、玄関の外で作業をしていたのが見えましたが、その正体は植木屋さんでした。
植木屋さんというと植木だけのイメージですが、彼は私と外構の感性が近く、私のイメージ通りに外構工事を何でも手掛けてくれるので、とても心強いパートナーです。
駐車場と建物との間に段差がある敷地なので、そこに枕木で階段を作っているところです。
トントン叩いて地面を固め、
枕木がグラグラしないように、またトントン。
ちなみにこの枕木は「ケンパス」です。
ケンパスは南洋材で、東南アジアからニュージーランドに生息する豆科の木です。
耐久性が高く、枕木に利用されますが、比較的丈夫で真っ直ぐなので、家具の足などにも使われます。
フローリングにもなりますが、独特の赤味は好みが分かれ、目も面白みがないので、私はあまりフローリングとしては好きではないです(あくまで私の好み)。
さて、このケンパスの枕木は、当然鉄道に使われたモノですが、枕木として利用する際、腐りにくいように防腐剤のクレオソートが注入されています。
何年前にクレオソートが注入されたのかは分かりませんが、こうして切ると、今でもクレオソートの臭いがします。
このクレオソートによって、耐久性が飛躍的に向上しているのですが、クレオソートは発ガン性が指摘されており、現在では、一般の方は購入が出来ません。
外部で使用する分には、安全性に問題ないと思いますが、自分で加工したり、切れ端を舐めたり、しない方が良いですね(しないか…)。
どんな階段になったかは、是非完成見学会でご覧下さい。
2014年07月14日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。