珪藻土が大量の水を出す?
今週は現場風景を一回も書いてないことに気付き、慌てて現場ネタです。
富士宮市の薪ストーブのあるお宅の、新築住宅現場工事風景です。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」です。
完成見学会まであと二週間!
現場は追い込み作業中です。
写真は珪藻土を塗っているときの一コマ。
天井と奥の壁は、珪藻土が塗り終わっています。
壁を一面ずつ仕上げるのは、角をピシッとキレイに出したいからです。
プラスターボードのジョイントやビスの跡のパテ処理もちゃんと出来ているので、ここからだとお施主さんのDIYでも、結構キレイに行くのですが、やはり、プロと素人の仕事が同じではあるはずないのです。
さて、中央の古ぼけた機械…。
アップすると古さが際だちますが、除湿器です。
窓を開けたうえで、フル稼働。
マクスの珪藻土は合成樹脂が入っていません。
珪藻土は非常に多孔質で、湿気を吸放出する能力に長けていますが、合成樹脂(つまり化学ノリ)でそこを塞いでしまっては効果半減です。
珪藻土を水で泥状にして施工し、その水が乾くだけ。
セメントのように、水は化学反応の一部、と言うわけではないので、施工時の水は、施工後、室内に大量にはき出されて乾いて行きます。
実はこれがやっかい…。
何十年もやっている左官屋が驚くくらい、大量の水を入れて練るこの珪藻土。
それくらい調湿能力が高いことの裏返しでもあるのですが、この時期、窓を閉めて施工すると、あら大変。
室内に大量に放出される水蒸気で、木部が黴びたりする危険が!
黴や結露がイヤで珪藻土を使うのに、なんとも真逆な現象が…。
もちろん、そんなことにならないように、換気には十分注意して、時にはこの様な除湿器も登場するわけです。
そんな珪藻土のお陰で、とっても気持ちい空気感の完成見学会、是非お越し下さいませ。
下記よりご予約していただけます。
※明後日の予約制見学会もこの珪藻土で仕上がっています。ご希望の方は本日中にお申込下さい。
2014年07月04日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。